アニソン通信特定発信
私の手元に一冊のアニメ雑誌があります。『アニメージュ』1981年3月号、今からもう四半世紀前のモノで私がアニメにハマッたと自覚した時期。あーもうこんなに歳喰ったのかと否が応でも直視させられてしまう私です。(^^;
そんな古い雑誌に出てくる1つの言葉・・・“アニソン”
その言葉が廃れずに今日まで生き延びているのは、世間に認知されているという1つの‘しるし’だと思う。普通とか一般的とかという線引きって難しいけど、四半世紀の間生きる言葉としてアニメファン、非アニメファン問わず多くの人に使われてきた事実があるんだね。あ、あくまでも四半世紀と言ってるのは私がこの雑誌から“アニソン”って言葉が使われている事実が確認できるからであって、それ以前に使われていたことも充分に考えられます。もっとその歴史が伸びるかもしれませんね。(^^)
昨日の前フリの続き・・・“アニソン四天王”
コレって人選難しいと思うよ・・・って言うか四天王の枠組み自体に無理がある。まず、堀江美都子さんと水木一郎さんのお二人には質量共に問題なく、選挙速報で言えば間違いなく早々と‘当選確実’が打てる。佐々木功(ささきいさお)さんは『宇宙戦艦ヤマト』などでアニソン普及に多大な貢献をし、歌唱レベルの高さでもほぼ当選圏内にちょっと遅れてではあるが入ると思う。問題は最後のイスに座る方。この枠組みの名称が“こどものうた四天王”だったなら、“子門真人”さんが四天王であっても問題ない。が、“アニソン”という言葉にかかる四天王だったら話は別。この方の四天王入りが一般的になったとするならばそれは最近のことであり、“スパロボ”系なゲームの影響が大きいのではないだろうか、特に男子の方。若い方でも古きスパロボ系のアニソン歌われる方が多いのはJAM Project(もちろん水木さんがいた頃も含めて)との相乗効果も大きい。
アニメはアニメーションの、アニソンは言わずもがなアニメソングの略語。で、下を見て頂きたい。
@子門真人さんの歌ったアニソン(TV放映のOP,ED)
科学忍者隊ガッチャマン からくり剣豪伝ムサシロード 空手バカ一代(大安蓮名義) 恐竜探検隊ボンフリー(特撮含む) 柔道讃歌 ゼロテスター マシンロボクロノスの大逆襲 まんがことわざ事典 UFO戦士ダイアポロン 勇者ライディーン
・・・侍ジャイアンツOPは別バージョン、BIG1ガムCMは実写モノですから(笑)
に対して
@大杉久美子さんの歌ったアニソン(TV放映のOP,ED)
アタックNo.1 あらいぐまラスカル アルプスの少女ハイジ エースをねらえ! くじらのホセフィーナ コラルの探検 シートン動物記くまの子ジャッキー ジェッターマルス ジャングル黒べえ 草原の少女ローラ ドラえもん ドン・チャック物語 忍者ハットリくん 母をたずねて三千里 ピコリーノの冒険 風船少女テンプルちゃん フランダースの犬 ペリーヌ物語 ポールのミラクル大作戦 まんがこども文庫 ミームいろいろ夢の旅 燃えろアーサー白馬の王子 森の陽気な小人たちベルフィーとリルビット
・・・すきすきうさこちゃんは別枠(謎)
と、数で言えば大杉さんの圧勝。タイトルで言えば子門さんは『ガッチャマン』『ライディーン』を歌っているのに対し大杉さんは『アタックNo.1』『エースをねらえ!』や『ハイジ』などの有名な名作もののアニソンを歌っており、子門さんを贔屓目に見たとしても大杉さんの方が上のように思える。アニソンそのものの優劣に関しては割愛。
子門さんを四天王と称している方は恐らくは“特撮ソング”“こども向けのうた”をひっくるめて広義の意味でアニソンと解釈してるようです。『ひらけ!ポンキッキ』の“およげ!たいやきくん”“ホネホネロック”の大ヒットソングや、殊に“特撮ソング”に関して言えばすんごい数の曲を歌っており、例えるなら四天王ではなく、東か西かの“正横綱”に収まるのは全く異論がないところです。
アニメーション作品中の歌と限定した場合は個人的には大杉さんの方が適当かと思います。ちなみに“四天王 大杉久美子”で検索(グーグル)しますと、子門さんに引けを取らぬ数が引っかかります。ま、どうしても“四天王”の言葉に魅力を感じる方はHP等に記載する場合は子門さんと大杉さんを併記した方が無難だと思います。私はどちらのお方もアニソン界にとっての大功労者だと言い切りますよ、甲乙付け難しです、ええ。あ、ヒデ夕樹さんもアニソン歌い手さんとしての功績大だよなー・・・・と、特定発信(笑)。