猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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魔法先生ネギま!

 OPからして「onz」でした。個人的なことを言わせて貰えば、最初のシーンで去年亡くなった父親の葬式が思い出されて、もうそこから私は鬱状態でした。(^^; あれだけ葬式や遺体をクローズアップしたアニメってないんじゃないかな。特に棺に釘打ちするシーンはねぇ、あれは身内など親しい方が亡くなってる方にとってはかなり辛いですよ。それと火葬場のシーンもそう。どちらも故人の遺体と生きてる者とを分かつ時・瞬間だからとても切ないのですよ。(TT) その描写自体は必要であるなら悪いと言うことではないです。ただ暗くなるけどね。(^^;

 土葬であればゾンビのように・・・と書いたのは先週でしたが、その願いも叶わず火葬されてしまいました。ただ、遺骨をどうしたとかと言う描写はないので、何かあるのかもしれません。いいんちょがやはりかなりのショックを受けたようで、危うくもらい泣きしそうになりました。だけど、クラスを纏め精神的にまだまだ未熟なところがあるネギを守るために文化祭の出し物を率先して決めようとしたりて・・・私の雪広あやかに対する好感度はトップ3に入って来たよ(おそらく5位から・笑)。恋愛事で泥沼化してる場合じゃないんです。(^^;

 綾瀬夕映はミュージカルを提案し、主役をネギにしてヒロインにはネギに想いを寄せる親友の宮崎のどかになるよう言います。近衛木乃香、京都弁云々は横に置いておいて、気持ちがすごく伝わってきました。(TT) 明日菜と一番近くにいた人間だったのに、死の影に気付かず助けてあげることができなかった木乃香が一番の鬱状態。さらに追い打ちをかけるように親友の桜咲刹那が責任を痛感して学校を去ることに。部屋で刹那の置き手紙を見てペタンと座り込んでしまった木乃香を見て、3次元の女の子だったらギュッと抱きしめてあげたいと本気で思ったね(笑)。それぐらい野中藍さんの演技や演出が素晴らしかった。(^^)

 ネギはこどものくせに無理するから、その反動で追いつめられてしまいます。理事長の机の上に置いてあった、焼かれて黒こげになった明日香の鈴を奪取してエヴァンジェリンの家のドアを叩きます。「この鈴、音がしないよ・・・」、この描写もキッツイなぁー。(っT; 会うやいなや明日菜を生き返らせてと哀願するネギに対して、エヴァは「そんな魔法はない!」とネギを突き放します。そして、現実を受け入れろ、と。ネギは八方ふさがりでもう半狂乱です。松岡由貴さんの演技も気合いが入っていました、グッドです。(^^)

 カモがパチンコで大儲けしていたみたいですが、あれはカレーの福神漬けみたいなものでその後起こる出来事の箸休めみたいなもの。夕映がのどかにかみついています。「好きな人が苦しんでいるのに踏み出せないのですか?」と。自分を責めるネギに夕映は悪くないと慰めます。明日菜が女性として好きかどうかわからないのはのどかに対してもそうですが、原作に沿ったまだ幼いネギの気持ちです。ただここからは夕映がのどかだけでなく、ネギに対しても攻めの姿勢をとったことです。一度キスをしようとするも躊躇し、その後「ネギ先生が好きです」と告白して唇を重ねる夕映に悪女の姿が重なりました。のどかはあれだけ夕映に言われてネギにキスするところまで見せつけられてもこの現実から逃げるのでしょうか。逃げる、カッコワルイ、戦え、ネギを想っているなら。それぞれの声優さんの演技に熱がこもっていて格段に良いわ、今回は。(^^)

 明日菜のことで傷ついているのはみな同じ。ただ、大人数のことを第一に考えるいいんちょ木乃香のことを考える刹那、ネギのことを考える夕映、明日菜のことしか考えられないネギ、何をも考えられなくなっている木乃香・のどか、何を考えているかわからないエヴァンジェリン・・・・と、そのベクトルは違っています。バラバラになる心を残り2話で一つに重ね合わせることができるのか。できるのなら明日菜を救える何らかの方法が見つかるのかもしれない。学園長が黒こげの鈴を持っていたことに何か解決の糸口はないものか。現在で待つのではなく過去の世界に遡って明日菜を救うのは可能なのか。シリーズ前半の失態は消すことはできませんが、プロとしてのクソ意地があるならば残りの2話で伝説を作ってくれると期待しています。今まで全話見てきたので、毒を喰らわば皿まで、最後までお付き合いします。(^^) 最後はミュージカルで『ワンサくん』的フィナーレを・・・って袋叩きですね、それは(笑)。