猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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ガラスの仮面

 一つのヤマ場、マヤにとっては大きな転機を迎えた回でした。人気女優姫川亜弓ダブルキャスト北島マヤにも紫のバラの人以外のファンが付き、マスコミもそんな彼女を放っておきません。お芝居の事以外は全く持って無防備なマヤに前回は速水真澄が芸能界の渡り方を忠告してくれてました。なのに今回もマスコミに囲まれた弾みで柱を倒すわ、悪徳芸能プロにスカウトされてるわ。どちらも助けてくれたのは紫のバラの人=真澄と嫉妬に燃えた水城冴子がそう申しておりました(笑)。

 マヤは『奇跡の人』のヘレン・ケラー役の卓越した演技力が認められ亜弓と共に日本アカデミー賞助演女優賞の最有力候補として競り合い票がすべて開くまで結果がわからない状況。サリバン役の姫川歌子は主演女優賞に既に当確が出されています。そして発表の日、助演女優賞の栄冠を勝ち取ったのは何とマヤの方でした。歌子と真澄の注目を奪われた上に賞まで奪われてしまった亜弓に壇上でトロフィーを受け取るマヤはどう映ったのか。マヤに対して壇上に上がった亜弓は演技での負けは認めません、それが彼女のプライドなのです。

 そして最大のサプライズは壇上に上がった月影先生が中二階の歌子を飛び越して新人のマヤと亜弓を「紅天女」役候補に大抜擢したことでした。マヤと亜弓にとってはこれから意気軒昂に演技を精進していける、そんな大きな大役候補になったわけですが、歌子にとってはこの方針で「紅天女」役の道を絶たれたわけで意気消沈ですよね。賞を取ったのに奈落の底に突き落とすなんて月影先生は演技において何て冷酷になれる人なんでしょう。寒気が走ります。また、真澄の大都芸能にとっても大きな痛手。月影先生はマスメディアに公表して上演権を絶対に渡さないつもりです。

 授賞式の後のパーティーで真澄とマヤがダンスを踊りました。完全に真澄がマヤに惚れてしまってますなぁー、年の差いくつだ? マヤは何となく紫のバラの人に真澄が似ている事を感じ取ります。でも、今お手つきしちゃうと条例に引っかかって最悪の状況になってしまいます。冴子が嫌味っぽく言ってましたが、光源氏のようにマヤが成長するまで待って、真澄と恋してもおかしくない年齢になれば問題は万事解決。その野望のためには桜小路が邪魔なはず・・・桜小路君が危ない(笑)。

 マヤは賞を獲ったので自動的にドラマ出演決定。演劇とドラマでは状況が違うようで役作りに苦労しあちこちで注意を受けています。月影先生が珍しく自ら真澄に会いに来ます。その後小姑化した冴子がマヤを強制的に連行、行く先は大都芸能の寮でした。マヤは月影先生に売られた格好になります。

 月影先生は演劇研究所の講師に就任、不信感を持つのは当たり前。真澄に誓約書を提示されるも月影先生に会わせろと駄々をこねるマヤ。大都芸能社長の真澄を折れさせるとはやはり大物の風格(笑)。月影先生のところに行くも亜弓のことを引き合いに出され甘ったれるなと叱咤されてしまいます。マヤに選択肢はなくなりました、渋々サインです。麗達との付き合いも方針でコレきりになります。人間関係も人為的に作られてしまうのは悲しい事ですね。わ、冴子がマヤに紫のバラ贈ってるよ。今後はこの三角関係も見物です(笑)。

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