猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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第82回東京箱根間往復大学駅伝競走

http://www.yomiuri.co.jp/sports/ekiden2006/news/20060103it02.htm

 第82回東京箱根間往復大学駅伝競走関東学生陸上競技連盟主催、読売新聞社共催)は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町の読売新聞社前までの復路5区間、109・9キロが行われ、29度目出場の亜大が通算11時間9分26秒で初の総合優勝を果たした。

 往路6位からの逆転は史上初。

 5連覇を目指した駒大は5位に終わった。最優秀選手(金栗杯)には前日の5区で区間賞を獲得した順大の今井正人(3年)が2年連続で選ばれた。

 今回の箱根駅伝復路には女神も魔物もいたようで目まぐるしい展開を見せました。私がこれまで見た限りでは一番見所の合った今回の駅伝です。ご覧になっていた方もおそらくはそう思ったのではないでしょうか。

 昨日とは打って変わって明るい陽射しを全身に受け復路をスタートする選手達。この陽射しが後々激走する選手に容赦なく襲い掛かるとは・・・。6区では順天堂大学の長谷川が順調に飛ばし独走態勢のお膳立てを作ります。直訴してこの区間にエントリーさせてもらった駒澤大学の藤井は頑張ったけど山梨学院大学の梅木に競り負け。梅木はウチの隣の市の私立高卒でした。7区中継所時点で1位の順大と2位の山梨学院大とのタイム差は1分余りで差は開いたものの逆転もまだまだ可能な状況。1位:順大、2位:山梨学院大、3位:駒大、4位:中大、5位:東洋大、6位:日大の順。区間賞は何と往路の結果で繰り上げ一斉スタートとなった専修大学のキャプテン辰巳、意地の快走でした。

 7区では関東学連選抜流通経済大学が初登場、新しい風が箱根駅伝を吹き抜けました。32年ぶりの総合優勝を信じて走る日大は5位の東洋大を逆転しさらに上位を目指します。そして2位の山梨学院大に駒大が並びしばらく並走状態が続きました。しかし、その間に順大の小野が後続を引き離しにかかります。15㌔過ぎで駒大を差し置いて山梨学院大がスパート。中大の森は山梨学院大を抜いたあとに駒大も抜き去り2位に浮上。亜細亜大学の綿引は東洋大をとらえ5位に浮上、ここが総合優勝への足掛かりになりました。ただこの時点で亜大の優勝を予想した方はわずかだったと思います。なぜなら順大が独走状態になっていましたからね。1位と2位のタイム差はここで約3分に開き駒大のV5に黄色信号が点ります。1位:順大、2位:中大、3位:山梨学院大、4位:駒大、5位:亜大、6位:東洋大の順。また、シード権獲得の中位グループもつばぜり合いを演じ10位付近で入れ替わりが激しい状態です。ここでは法政大学が区間賞を獲得。復路の法大は絶好調でした。

 8区、ここに大きな魔物が隠れていました。まさか肩を叩かれるのがトップを独走する順大になろうとは誰が思っていたでしょう。「太い太ももが追っかけて来ている」なんてコメント(駒大の堺に対してだったかな?)で笑っていたらとんでもありませんでした。順大の難波の様子が明らかにおかしくなっていました。ラップが著しく遅くなったと思ったら、視点が定まらず足が左へ右へと流れ、蛇行をする様は脱水症状を起こしているようでした。たまらず後ろについていた車から水の入ったペットボトルを持って飛び出し難波の横へ駆け寄る仲村監督。難波は水を口にしてから若干容態が上向きになったものの、その間に駒大、亜大、山梨学院大が彼の横をすり抜けて行きました。ヨレヨレ状態で途中立ち止まりそうになったり蛇行を繰り返しながら残り4,5㌔を次の走者に襷を繋ぐために走る難波の姿に中継するレポーターも涙声、私もその悲痛な状況に関わらずボロボロになりながらも走り続ける姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。監督は3回ほど難波の横に駆け寄りましたね、2人ともお疲れ様でした。9区の中継地点に何とかゴールした難波はその後救急車で病院に搬送された模様、関係者は大事にはなっていないと話していました。そんな状態の中4位で襷を繋げたのは大健闘と言えるでしょう。1位に駒大、2位に亜大が順位を上げ、3位:山梨学院大、4位:順大、5位:中大、6位:日大の順となりました。この区間では学連選抜のランナーで麗澤大学箱根駅伝初登場でした。そして、1区に続いて2つ目の区間賞を中央学院大学の杉本が獲得。中央学院大は来年にはかなり伸びて来るのではないでしょうか。

 そんな大きなアクシデントがあった後の9区、順大の長門が意地で亜大の山下に追いつきましたがその後引き離されます。山下は自分が絶好調なので岡田監督に直訴して最終10区から9区に回してもらったと言っていました。この直訴が大成功、18㌔地点で駒大の平野に追い付きしばらく並走状態でしたが、山下がスパートし10区中継地点で42秒の差をつけて最終走者の岡田に最後の襷を繋ぎます。日大も吉岡が5位に追い上げ箱根のエキスパート武者に繋ぎました。1位:亜大、2位駒大、3位:順大、4位:山梨学院大、5位:日大、6位:東海大の順。

 最終10区、亜大の岡田と駒大の糟谷との一騎打ちの様相です。岡田監督が指示などがきちんと伝わっているかどうかの確認のために選手に腕をクルクルと回す事を指示しているようで5㌔ごとに亜大の岡田を含めた各選手がこれをやってました。何か名物になりそう。その仕草に相乗効果があったかどうかわかりませんが、抜きん出た実力を持つ選手がいない中亜大は確実に順位を上げ、とうとう最終区では淡々と走る岡田が一時はかなり近くまで迫った駒大の糟谷を遠ざけて快走。終盤には笑みもこぼれながら走り続け初めてトップでゴールテープを切りました。駒大糟谷も脱水症状を起こしたようで日大、山梨学院大、順大にかわされ5位まで後退しV5の夢が消えました。途中で城西大が追い付き9位グループで暫く並走していた日体大東洋大、城西大の中で終盤に城西大が引き離されてしまい、3年連続でシード権を取る事ができませんでした。10位とはたった10秒差の11位、でもそれがシードと予選会からの厚くて高い壁だったりするのです。それでも区間賞は立派です、中央学院大とともに城西大も来年が楽しみです。

 今回は3つの優勝という特別バージョン、往路は順大、復路は法大(史上初復路優勝)、そして総合優勝が亜大(初優勝)でした。往路は大したアクシデントもなかったのですが、復路は冬の強い日差しがランナーに当たり体感温度が上がったり精神的プレッシャーがあったりで体調不良を起こす選手が出てしまいました。私は気づかなかったのですが最後の優勝インタビューで岡田も残り5㌔で足に痙攣を起こしていたって話してましたね。事前予想とは全く異なり駒大や東海大日体大が実力を出し切れない結果に終わり、こんな事を言っては失礼かもしれませんが大穴の亜大、法大がそれぞれ総合と復路の優勝を勝ち取るなんて完全に読み切れた方はいないでしょう。これが箱根駅伝の醍醐味、面白さなんですよね。

 復路の結果は1位:亜大、2位:山梨学院大(シード権獲得)、3位:日大、4位:順大、5位:駒大、6位:東海大、7位:法大、8位:中大、9位:日体大、10位:東洋大(シード権獲得)、11位:城西大、12位:大東大、13位:早大、14位:國學院大、15位:専大、16位:神大(シード権喪失)、17位:中央学院大(シード権喪失)、OP:学連選抜、18位:明大、19位:国士舘大・・・でした。



 お正月特番はあまり観ていない・・・というか、くだらない娯楽番組が多いので観る気が起こりません。明日も特番編成でアニメは無いでしょうなぁ〜。明日も縮小版で行こうかな(笑)。でなければ、懐かしのものを持ち出してくるか新聞ネタで行くか。紅白の視聴率の詳細版がそろそろ出るかな、出たら書こう。(^^)