ガラスの仮面

　狼少年ケンならぬ狼少女ジェーンを必死に演じようとする北島マヤ。小林沙苗さんにマヤ役をやらせて正解でした。凄いわやっぱり。（＾＾）　マヤは演技を離れれば感受性の強い女の子、2人の男性の間で心の振り子が左右に揺れ動いています。でも、マヤには男が寄って来るけど姫川亜弓は浮いた噂を聞かないね。マヤに比べて近寄りがたい印象があるんだけど、ファーストフードのハンバーガーも食べる普通な感覚もきちんと持っている女の子。その辺りをきちんとわかってあげられる男でないと付き合えないかもね。

　マヤは紫のバラの人からバラの花束と化粧箱をプレゼントされます。また化粧箱とは速水真澄も意味ありげなことをするものです（笑）。ただマヤには真澄の意図的なものが伝わらないぽややんな娘なことをもっとご理解いただきたいと思います。（＾＾；　聖と真澄の接点には気がついたかな。

　行方知れずな月影先生の居所を真澄に頼んで探してもらっていましたが、やっと見つかりました。それは『紅天女』の舞台になったところだそうです。マヤの賞獲りの結果がわかる来春まで会うことを拒否されてしまいました。マヤは先生に頼ることなく自分の力で『紅天女』の役に挑む権利を掴まなければなりません。さりげなく電話をかけてきてくれる亜弓、仲良くなれば結構優しい人なのかも。

　演出家黒沼の厳しい芝居稽古に尻尾を巻いて逃げ出す役者連中多数。そこにもう1つの強力なお芝居『イザドラ』を「芸術祭の賞獲りのため」と言ってわざわざぶつけてくる卑劣なまねに遭い残ったのは桜小路とマヤの主役2人のみ。その桜小路も引き抜かれそうになっているのを知ってマジ泣き、「私を一人ぼっちにしないで」って彼女は無意識に魔性の女演じてるよね（笑）。その涙を見たら桜小路も男を見せるしかないでしょうに。（＾＾；

　黒沼自ら役者募集のビラ貼りをして起死回生に繋げようとしています。そのビラに目を留めた女性が1人、あの娘はどんな人でどんなお芝居をするんでしょうね、楽しみ楽しみ。（＾＾）　やもすれば素人劇団になる可能性もあるけど、まぁその辺りは黒沼とマヤ＆桜小路のオーラで何とかなるのでしょう。もしかしたら意外に上手い人が来るかもしれませんよね。

　マヤも相当ぽややんだけど真澄も結構なぽややん。でも、やっとマヤが嫉妬してるのかも？って気がついたようです。これが冴子の言っていた「いつまでも赤信号とは限らない」って事なんです。お見合い相手も大事だけどここは一つ賭けに打って出るのも良いんじゃありませんか、真澄君？（＾＾）

ガラスの仮面 第五幕 [DVD]