シムーン（SIMOUN）

　ワポーリフ（CV.水沢史絵さん）、ドミ姉に目をつけられるの巻（笑）。別にモリナスと仲が良いからとか男のくせに胸が豊かだからとか関係ないですよ、おそらく（笑）。シムーンにどんなナゾがあるのかを解明したいドミヌーラがワポーリフに命じてシムーンの解体を迫ったのでした。ワポーリフからすればシヴュラ同様シムーンは冒してはいけない神聖なる乗り物、解体なんて恐れ多い、そんな事とんでもないっていうのが本意です。

　アーエルとネヴィリルはギクシャクです。アーエルが喋りかけても無視です、無視。これもアーエルが暴走した結果の自業自得なので仕方ありません。礁国と嶺国が最悪手を結んだかも・・・そんな仮説にドミヌーラの気持ちは急きます。シムーンを解体してそこから得るものが、他の国を圧倒できるだけの力を持っていると彼女は踏んでいるのでしょうね。結局は祈りの機械ではなく戦争の道具としてということになりますけど。

　ワポーリフがシャワーを浴びようと思った横にモリナスがいました。本来ならモリナスの方が恥ずかしがるところなのですが恥ずかしがっていたのはワポーリフでした（笑）。モリナスってワポーリフのことを異性としては見てなかったのでしょうか。その点ではどっちかと言えばアーエルに似てるかも。（＾＾；　2人だけの話としてワポーリフがフロエと恋愛関係にあったと話しぶっとび〜！（＠０＠）　全然合ってないじゃん！　と、思ったらフロエが誰かに聞かれたら恋愛関係って言うように言われていたんだね。フロエ何をやってるの（笑）。モリナスも自分が神聖なものとか思っちゃいなくて、シヴュラもシムーンも不可侵なものと思っているワポーリフとしては納得の行かないところ。

　シヴュラ達の休息の一時も描かれていました。良く見てなかったけど休み方にそれぞれの性格が現れていましたね。パラ様は本読んでましたね。魚とり（小さなヤナを作っていたのか？）をしていたのが数人。カイムはここでもパラ様に擦り寄ろうとしていました。（＾＾；　みんなの嬌声が艦内にも響いていましたね。若さって（笑）。

　ドミヌーラはワポーリフにシムーンがどうして落ちたかと迫り、自分の目的遂行のタメにただの機械とどうしても言わせたいようです。シムーンを知る事で宮国が救われる・・・ワポーリフ見事に板ばさみ、って言うか今回のメインはどう見てもモリナスじゃなくてワポーリフです。（＾＾；　ネヴィリルは黄色い髪のわんこに「戻りなさい！」と怒ってますよ。「ハウス」って言っているのがなぜわからないの！　わんこの躾も大変です（ｵｲｵｲ・笑）。アイキャッチは毎度のことながら良くできてます。（＾＾）　最初はモリナスで次はワポーリフと彼の大きな帽子を被ったリモネだったような。リモネ可愛いなぁー、ちびっこキャラで私の中では『マ王』のグレタと競ってますよ（笑）。

　モリナスはシムーン解体に以前から肯定的でした。しかし、ただの機械という考えではないようです。彼女がシムーンに乗って感じてわかったこと。それはシムーンが神の飛行艇であること。ワポーリフは気持ちを固めたようです・・・シムーンを穢してしまうかもしれない、と。パラ様はネヴィリルとアーエルが戻って来ない事にかなりイライラしているご様子。騒がしい部屋の面々を怒っています。（＾＾；

　シムーンの秘密の前にドミヌーラの秘密が判明。翠玉のリ・マージョンを完成させるのみに作られたコール・デクストラの生き残りでした。リ・マージョン失敗により他のシヴュラはすべて死亡。その事件以降このコールの存在は隠され続けていたようです。ネヴィリルとアムリアがこのリ・マージョンに失敗してアムリアが命を落としている（とされている）ようにかなり失敗率というか死亡率の高い未完成なリ・マージョンです。もしかしてリモネを研究対象といているのは何らかの形で翠玉のリ・マージョンに絡ませようとドミヌーラが考えているのではと邪推。あー何かヤな予感がして来ましたよ。リモネもやってみたいって言ってたしね。（＞＜）

　決心したかのようにワポーリフはシヴュラの部屋に入ってモリナスのベッドの傍らに立ちました。モリナスが人の気配に気がついて目を覚ますと唇を塞ぎました。この辺りの表現って女性的な感覚で良い感じです。キスをした後開いたままのモリナスの口がかなり淫靡な感じを醸し出していました。そしてワポーリフは全責任を負うかのように1人で徹夜の解体作業。明け方に作業が終わりドミヌーラが解体したシムーンを覗くとワポーリフには見えなかった何かが見えたようで絶叫と共に矢吹丈のように彼女も背景も真っ白になってしまいました。（＾＾；　ドミヌーラにはそれぐらいの衝撃があったのですが、彼女の見てしまったものは普通に考えれば今までに亡くなったシヴュラ達の魂（骸骨は考えたくない（＾＾；）でしょうか。それがシムーンの動力源って考えればいいのかな。他のシヴュラが同じようにならないうちにワポーリフはシムーンを元に戻しておいた方がいいです。（＾＾；　空を飛んでいたアーエルにもこの時泣き声のようなものが伝わったようです。モリナスが見つめるとワポーリフは目を背けていました。モリナスとシムーン、聖なるものを冒してしまった後ろめたさからかもしれません。

　次週のタイトルはまたイヤーンな感じ。『ゼーガペイン』『.hack//Roots』ですでに凹んでるんだからあまり衝撃的なのは勘弁して下さい、立ち直れませんから。（；；）

Simoun (シムーン) 1 [DVD]