桜蘭高校ホスト部

　環はかなりの寂しがりやなんだね。ホスト部を1つの家族に見立てているのもそうだし、今回環が所望したコタツも一家団欒の象徴的アイテムだし。確かに須王家は財閥ですが、言葉として使いたくないけど環は妾の子で色々と酷い醜聞もあるのでしょう。こどもの時に寂しい思いをしていた環が温かい家族像を求めるのはごく自然なこと。

　鏡夜は転入して来た環に最初は取り入ろうとして近づきました。でも環はほらかなり変わった性格なので逆に振り回されることになってしまうんですよね。鳳家の長男と次男は医師として父と同じ道を歩き、末っ子の鏡夜は本来なら気楽になれるところを父からのプレッシャーと自分自身のプレッシャーをミックスしてこどもらしからぬひん曲がった思考を持ってしまいました。明の環と暗の鏡夜、2人は出逢って良かった。お互いがお互いを補い合ってますからね。（＾＾）

　鏡夜の姉芙裕美がかなりぶっ飛んだ性格で、弟のクローゼットを引っ掻き回してるところなど山田まりお先生の漫画を見ているようでおかしかったなぁ（笑）。声も井上喜久子さん17歳だし（ｵｲｵｲ）。すっとぼけた姉さんではありますが弟のことはきちんと見ていて、環と関わってから鏡夜が楽しそうにするようになったのをわかっています。人を見抜くことに長けているのは環も同じで鏡夜は父親との関係を除けば意外に恵まれているのかも。自分はそう思ってはいないでしょうけど。（＾＾；

　環がアポなしで鳳邸にお邪魔してピアノを弾いていた時に鏡夜と姉が涙を流し、そして環から須王の本邸に未だに入れない状況なことを聞かされます。おばあさんに嫌われていると。単純な損得勘定なら環は鏡夜に縁を切られてもおかしくないのですが、鏡夜の方がどうやら環の魅力に惹かれたようで、その後ホスト部の立ち上げにも協力し現在も「母さん」役として副部長の位置に納まっているわけです。2人の仲は今後も続くでしょうしどちらかに障害が起こったときには助け合うことになるのではないでしょうか、たとえハルヒが絡んだとしてもね。（＾＾）

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