ボイスレコーダー「残された声の記録」＜再放送＞

　日中TBSで日航機墜落事故のドキュメンタリー＆ドラマを放送していたのに見入ってしまいました。この事故に関してはウチのダイアリー（http://d.hatena.ne.jp/karinto/20050812）でも取り上げた事があり、私にとってもとても衝撃的な事故でした。

　機長の家族は長い間に渡って耐え忍んで来たのですよね。あのボイスレコーダーが公になったことで今まで背中に背負って来たものが少し降りたのではないでしょうか。まったく操縦不能となったジャンボ機を機長も副機長も最後の最後まで諦めず、出し続けた生前の肉声に涙が止まりませんでした。機長だから責任を負うのは当たり前と言うその妻としての立場と主人は悪人じゃないという本心と・・・堪らないです。事故をずっと調査し続けて来た藤田さんと言う方の功績も大きいですよね。彼がいたから本来公になることがなく消えて行くはずだった資料が明るみになったわけですから。絶対に風化させてはいけない事故の一つだと思います。

墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 (講談社+α文庫)