猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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夏目友人帳 第2話

 夏目(CV.神谷浩史さん)にしか見えない妖怪、と思ったら見えていた人が登場しました。人間にも妖怪にも気配り上手なハナさんはもう何十年とツユカミ様(CV.青野武さん)の祠を拝んでいます。露の神(?)、とにかく恵みの雨を齎す神様をハナさんは学生時分に見たことがあるのですが、その時はツユカミを驚かしてしまうと思って見てないことにしました。これがちょっと心に引っかかりを作ったようです。本当にこれで良かったのかと。ニャンコ先生(CV.井上和彦さん)、不謹慎にもこのハナさんが長くはないとバッサリ。(^^; ハナさん役が喜多道枝さんだよパトラッシュ(違う)。

 今回友人帳にある名前を返して欲しいと夏目のところにやって来たのがこのツユカミでした。しかし、レイコ(CV.小林沙苗さん)がズボラでご飯時に友人帳を捲っていたためかツユカミの名前のところと隣り合わせの紙がご飯のノリでくっ付いてしまって離れません。一時は諦めるしかないと思われましたが、2つ一緒に名前を返してしまえと言う結論に達しました。あの友人帳の紙と妖怪の身体は繋がってるのね。破れば傷ついたり死んでしまったりしてしまうので友人帳の保管はしっかりしなくてはいけません。

 ハナさんは今やツユカミのところに拝みに来てくれる唯一の人間。昔は家の色んなところに神様がいたのですが、時代と共に忘れ去られたり追い出されたり消えてしまったり……ツユカミの存在も風前の灯です。そしてツユカミの身体は人の祈りで大きさを変えるようで今やかなり小さくなってしまいました。1人ぼっちのツユカミ、そして1人ぼっちの夏目。寂しさも苦しさも夏目にはわかります。祖母のレイコがどうだったかはわかりませんが。

 夏目とニャンコ先生、ツユカミの描いた絵を笑うなんてヒドス。(><) その描いた絵は次に登場したススギでした。人から残飯を分けてもらう代わりに洗い物をしてくれる、見た目はおどろおどろしくて怖いけどやってることは大変ありがたい妖怪です。

 ハナさんの死はますますツユカミの身体を小さくしました。自分を保てないぐらいになってしまったのかな。拝む人の絶えた神の末路ってどんな感じなのでしょうね。今回のツユカミのように今まで慕ってくれたハナさんと一緒に行くことができるならそれは幸せなことかもしれませんが。得体の知れないアヤシイ宗教は論外ですが、自然に対する信仰やアニミズムは特に今の人間が持ったほうがいいんじゃないかな? ツユカミの状況を見て今日本にはどのくらいの神様が残ってるのか、と思うとちょっと切なくなるね、ゆりえ様(違う)。

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