隠の王 第18話

　雲平先生（CV.浪川大輔さん）と壬晴（CV.釘宮理恵さん）の心の距離は一向に縮まりません。宵風（CV.斎賀みつきさん）の容態がかなり心配な状況に。森羅万象がすぐに使えるならまだしも森羅の「し」の字さえ使えない有り様のミハルに何が出来ると言うのでしょう。せいぜい心の慰めぐらいなものです。

　雪見（CV.津田健次郎さん）も首領の服部の前で必死にヨイテを庇っています。間違えば自分の立場だって危うくなるのに。一方の服部はすでにヨイテとミハルのことは把握しているので、雪見にヨイテを任せたのは間違いだったと言う台詞が出たのです。雪見も雲平先生同様優しさが弱点のようですね。（＾＾；

　ミハルを捜して図らずも聞いてしまった和穂（CV.鹿野優以さん）とミハルとの会話。ヨイテの命は持ってあとひと月、そして森羅万象が使えるようになる頃にはヨイテはもう……。茫然自失、ヨイテはフラフラと病院の廊下を歩いている時に雷光（CV.諏訪部順一さん）と出会いやがて口論になり一方的に雷光を打ちのめし気絶させてしまいました。未だ意識を取り戻さない俄雨（CV.岡本信彦さん）を手に掛けるかと思ったまったくの逆で、彼に自分の命を分け与えてしまったようでその後ベッドに座っている俄雨の後ろ姿が見て取れました。間違いなく良いことをしているのですがまったく持って自暴自棄、ひと月しか持たない命を削ったらあと何日生きられるん？（＞＜）

　自分達の話をヨイテに聞かれたとわかったミハルが外に飛び出し追いかけます。「死にたくない」けど「消して欲しい」ヨイテは雪の中をさまよい歩き息も絶え絶え。ミハルは途中でヨイテの血が垂れているのを見つけ、その先に頭に雪の積もりかけたヨイテを見つけました。どうしてミハルの気持ちを考えずにこうもスルリスルリと抜けて行くのか。幼少時もあまり良い思い出がないんだろうね。雪見に「宵風」と名付けられるまで16年間名前がなかったって言ってたものね。ミハルがどんなに温かい言葉をかけても抱き寄せても彼の心の闇が雪のように融解するとは思えないんだけど。（＾＾；

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