猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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獣の奏者 エリン(獣の奏者エリン) 第9話

 ああ〜何でこんなにも哀しくなるのだろ。何でこんな小さい女の子が大人に土下座に近い形でお願いしなければいけないんだろ。エリン(CV.星井七瀬さん)は頭の良い子、自分1人の力では生きられないことを知っています。だから自分を助けてくれた現在において一番身近な大人のジョウン(CV.内田直哉さん)に対して頭も下げます。母の「生きて」という強い願いもあるからなおさらだよね。あまりにも辛くて泣けた。(;;)

 エリンは時折ソヨンを思い出してシュンとすることはあるけど、本来の明るさや物事に対する関心が戻りつつあります。これも屁っこきジョウンのお陰だね。(^^) エリンは今まで闘蛇が生活の中心であり一番見て来た生き物ですが、場所が変われば品も変わる、ジョウンのところでは闘蛇とまったく対照的な大きさのミツバチに触れることになります。そこでエリンの持ち前の好奇心が頭を擡げ、ジョウンが近づいてはいけないと言ったのにいつの間にか巣箱の中をしげしげと覗いて彼の肝を冷やすようなマネをしてくれます(笑)。

 分蜂については以前『ザ!鉄腕!DASH!!』で若干勉強済み(http://d.hatena.ne.jp/karinto/20061112/p5 http://d.hatena.ne.jp/karinto/20070708/p4)。女王蜂が新しい住処を探すため多くの働き蜂と出て行き新しい住処が決まるまで一時的に木の枝などに群がった蜂玉のことを分蜂蜂球と言います。ここではジョウンが人工的に巣箱に入れてその後働き蜂を続かせてました。ジョウンにとっては日常的な出来事でもエリンにとっては毎日が新鮮な出来事の連続、知りたがりの彼女にとってはまったく持って退屈しないことでしょう。悲しみも暫し忘れられるぐらいに。女王蜂とこの作品の王女は似て非なるものなのか。

 エリンの看病に高価なタブチムと呼ばれる蜂の乳(ローヤルゼリーのことかな?)を使ったことを不用意にジョウンが話したものだから責任感の強いエリンが深刻になってしまいました。いや、ここで深刻になったほうが彼女にとっては良かったのかも。安易にこの場所から離れても行くところなんてありゃしないのだから。そして、自分には帰る場所もお金もないけど家事はできる……と、ジョウンの家に置いてもらえるようお願いするエリン。元から追い出すつもりはなかったのでしょうけど、一つのけじめとしてジョウンはその言葉を受け取ったようにも思えました。ここにいることは悪いことじゃないけどジョウンの冗談と下品さが移らないかと母さんは心配です(だれが母さんかっ・笑)。今回はエリンとジョウンとミツバチしか登場しないのにこんなに面白いなんてすばらしい。(^^)

After the rain

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獣の奏者 II 王獣編

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