台風に思う

　大きいのもあったけど通ったコースも最悪だったね、台風２３号は。
高知に上陸した後もずっと陸地を通っていって、最後は関東を東に横断して行った。
あちこちに大被害をもたらし、数多くの人命をも飲み込んだ。

　今年は台風の当たり年だからということもあって、それぞれがある程度覚悟は
していたんだろうけどね、やっぱりスキもあったのかなぁ。
ニュース見てると、何で山の近くに住んでいる人が避難してなかったんだろうとか、
屋根の修理のために屋根の上に上がってしまったのだろうとかどうしても思って
しまうわけです。特にムカッ腹が立つのは、あれだけ暴風になってるのに傘をさしてる
人達が多いこと。やむを得ず外出しなければならないのなら何で合羽を着ない？
あれだけの風で傘が役に立たないことなど考えなくてもわかりそうなもんなんだけど。
傘が風をはらんで煽られる者、転倒する者が続出。それだけなら自分自身が怪我を
するだけなのでまだ良いが、壊れた傘を捨てるなんてことはこういう時に多く行われる
行為で、その結果他人まで巻き込んでしまう恐れがある。格好とかの問題ではない、
人命の問題なのです。

　昨日は私、山本正之さんのＣＤについて書いたんですけどね、何も話題に合わせて
飯田線の電車がひっくり返ることはないじゃないですかぁー。（＾＾；　偶然とは
恐ろしいものね。

　あと、バスの上に取り残されていた方達、無事救助されて良かったですね。
あれは乗客の一つ一つの機転が実を結んで生還に繋がったんだと思う。暗闇の中、
みんなで坂本九さんの『上を向いて歩こう』を歌っていたそうだ。あの九ちゃんの歌は
常識では測れないパワーを秘めた歌だと私は信じて止まない。生きるための勇気を
くれる歌だと思うよ。（＾＾）

　また台風が日本を覗き込んでるみたいで、政府も自治体も国民もこれ以上悲劇を
生まないように用心に用心を重ねて欲しい。