猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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めぐみという名で十三で

id:n_kakkaさん(http://d.hatena.ne.jp/n_kakka/20041221#1103559379)のところに画像付きで紹介されていたのを見まして、コンビニに立ち寄った時にパラパラと立ち読みしてきました。それにしても・・・絵が可愛すぎ、違う意味で意識してしまう罠ぁー(わなぁー・笑)。

スポーツニッポン』『朝日新聞』を買ったのですが『スポニチ』では表紙の一番下に大きくめぐみさんの絵とともに『漫画アクション』本日発売の広告がありました。


・『スポーツニッポン』芸能面 本日付け「横田めぐみさん漫画になる」

父滋さんと(72)と母早紀江さん(68)が原作、監修。川崎市作画家の本(もと)そういち氏らとともに会見を行った。

滋さんは「漫画は分かりやすい表現方法。特に若い方に読んでいただきたいて拉致のことを考えてもらいたい」と説明。本氏が週1回、横田夫妻と打ち合わせを行い、新潟で綿密な取材を重ねたという力作・・・

連載第1回には、ら拉致当日の様子が詳しく描かれている。早紀江さんは「もっとも強烈な場面。見られませんでした。」と顔をこわばらせ、滋さんは「北朝鮮で撮られた泣き出しそうな表情の写真を思い出した」と声を震わせた。

・『朝日新聞』第2社会面 本日付け 「めぐみさん拉致 漫画に」


めぐみさん失踪後、家族が悩み苦しんだ日々が、9回にわたり描かれる予定だ。

めぐみさんが小さな舟の船倉に押し込まれ、「お母さん」と叫んで壁をかきむしったとされる場面も登場する。早紀江さんは「小説のような恐ろしいことが本当に起き、こんなに苦しみ、悲しんでいたということを見つめてほしい」と話した。

めぐみさんは漫画が好きで、よく自分もイラストを描いていたという。

この漫画化には賛否分かれることになると思うけど私はこの漫画化を支持します。これだけメディアから横田夫妻をはじめ家族会が訴えても、問題意識の薄い方が少なからずいるのは事実。所詮他人事と考えている若い層に“はじめの一歩”的に漫画によって問題啓発を促すのは安易と受け取られる風もあるかもしれないけど、一番手っ取り早い方法です。

滋さんは日本銀行の行員さんだったんですよね。頭の良さに加えて柔軟性や積極性もお持ちでただ感心させられるばかりです。

漫画の見せ方は先に書いたようにめぐみちゃんがやたら可愛いのでこれも賛否分かれると思うけど、漫画が好きな方は可愛い方が感情移入できるでしょ?(^^) それは兎も角、少女が為すすべもなく拉致され、工作員の乗り込んだ船の底で一人泣き叫ぶシーン。横からではなく上からめぐみさんを見下ろした描き方はかなり印象的でした。その野蛮さ・卑劣さが浮き彫りになり、読まれた方にもそれが強く伝わることでしょう。

つまらない疑問としては、本氏は漫画家でなく作画家なのね。ちょっと聞き慣れないんだけど・・・まさかっ、巷で聞く“絵師”とかいうものじゃないでしょうね?(^^; 全9話では正直少ないように思えるんですが、その点は上手く纏めて行って読者にきちんとアピールできるのでしょうかね。些か心配だったりします。それと、めぐみちゃんは漫画が好きだったようで、やっぱり『エースをねらえ!』を見てたのかなぁ?となんとなく思ったりします。



家族

家族

私自身は先日買った『家族』(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 著)を寝る前に少しずつ読んでいて120Pほど読み進めました。増元るみ子さんの父正一さんの、亡くなる直前に撮ったフィルムのことを思う度、胸の潰れる思いがします。泣けてしまってなかなか眠れなくなってしまうので、この本は睡眠用に適さないことがわかりました。(^^; 関心のある方は是非手にとって見て下さい。


追記:探したら本そういちさんのHPがありました。
    http://home.att.ne.jp/star/motozo/