猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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こども向けアニメの大人向けアニソン

 今放映されてるアニメで使われてるアニソン、果たして十年後まで残ってるものってあるのだろうか?私などは正直流行歌(それも売れてない方の)と今のアニソンはさほど変わりがないと考えるので、そのほとんどは消えゆく運命だと思います。そう、消費されるために今の多くのアニソンは存在しています。しばらく経ってから歌えるのはごく一部のアニソンマニアとか研究家とかぐらい。アニソンを愛でる者がホントはこんな事を言ってはいけないんでしょうけど、現実はそれほど甘くない。

 sakiko310さんも(http://d.hatena.ne.jp/sakiko310/20050128)アニメと歌のイメージが合わないタイアップに付いて苦言を呈してます。『ドラえもん』だって昔はそうじゃなかったけど、今じゃ大手企業とべったりの関係だ。私だって大杉久美子さんとか山野さと子さんとかに主題歌歌って貰いたいけど、実際にはその可能性は極めて低いんじゃないかと思う。もし歌って貰えるならそれは大変喜ばしい事なんだけどね。

 小中学生をターゲットにもしている『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』や『ロックマンエグゼストリーム』の主題歌を聴いたけど、私にしてみればありゃなんだい?ってな感じです。こどもにも聴いて貰う歌なのにあんなのってありなの?アニメの内容なんて関係なくて良い、こどもが付いてこられなくても良い、アーティストやCDの販売会社が売れれば良い、そういう事だよね。今、こどもが歌えないアニソンが多すぎますよ、多すぎです。(−−; 

 昔もこどもが歌いにくいアニソンはあったんですよ。『きこえるかしら』『さめない夢』、これは『赤毛のアン』のOP,EDですがこどもの時には歌いにくいから進んで歌いませんでした。アニソン好きな私でも、ええ(笑)。大人でも歌うの難しいですよ、この歌。作・編曲は三善晃氏、合唱曲でも難解な(失礼っ・笑)ものをお作りになってる方です。ただ、『きこえるかしら』『さめない夢』を大人になってから聴くと、こどもの時とは全然違う印象になります。一言で言えば素晴らしい(笑)。この曲をアニソンの秀作として挙げられる方も多いです。私もそれには賛同します。

 では、今こどもが歌いにくいと思ってるアニソンが、十年後、二十年後に歌えるか、歌えなくとも思い出せるか、思い出せなくても再度聴いてみて良い歌だなぁーと思えるか・・・私はかなり否定的に考えます。悲しいことですが。今のこども達がどんな歌に興味を持って歌ってるのかはわかりませんが、アニソンを含めてこどもの心を育てる、情緒を豊かにする、そしてこども自身が歌うことに楽しみを見いだせるような歌ができるだけ多く広まると良いのにと思ったりします。(^^)