お彼岸ということで

　お墓参りに行ってきました。風が強くて付けた線香の火も消えてしまうほどでした。本家の方のお墓に先に行きました。そこは昔からの集落の墓地でお墓自体も古いです。

　墓地内を歩くと先の大戦で戦死された方の墓誌をいくつも見ることができます。没年齢を見るとそのほとんどが20代、みな海外で亡くなってますから遺骨はおそらく戻って来なかったんでしょうね。日本国内でもきな臭い話を聞きますが、古い墓地に行って戦死された方の墓誌を見てみると、少し考え方に変化が起こるかもしれないです。戦争になったら最前線で死ぬのは若い輩だから。わだつみのこえ。

　その後、父のお墓に花を添えて拝んできました。こっちは新しめのお墓が多くて、ある宗派に属するお寺の墓地なので、「南無阿弥陀佛」文字が前面に彫られているお墓がほとんどです。早いものでもう半年経ちますか。霜柱の立ってふかふかしていた土もそろそろ元に戻るでしょう。強い風の中にも春が感じられるこの頃です。