先日購入した漫画2冊

幻想水滸伝3 9 (MFコミックス)

　ゲームを原作にした漫画ってハズレることが多いんだけど、この『幻想水滸伝Ⅲ』は少ない当たり組です。炎の英雄ヒューゴはジンバが死んでその娘であるクリスが水の紋章を受け継いだ事やルックによって見せられた何もない灰色の未来を思い悩みます。そしてリザードクラン大空洞陥落。

　ビュッケヒュッテ城と城主のトーマスを健気に守るセシルがとても可愛いです、トーマスとくっついちゃえばいいのにね。（＾＾）　今や逃亡者として追われているササライがヒューゴ達の目の前に現れ、次巻はクライマックスに突入でフィナーレみたいです。今までにゲーム登場108星キャラ中103人まで出せたようで、次巻で全員制覇です。今度は是非『Ⅳ』の単行本を今回と変わらず志水アキ先生で出して欲しいです。お願いっ!（＾＾）

ワインカラー物語―かがみあきら選集 (ニュータイプ100%コミックス―comic新現実アーカイブス)

　こちらは資料的価値を含めて買いました。かがみあきら先生（本名：鏡味晃、別ペンネーム：あぽ）は私の中学・高校時代の短い期間に活躍されたイラストレーター、漫画家です。しかしながら、私は当時この方の作品に興味を持たなかった人でした。何かの雑誌の表紙になってるのを書店で見たりしてその存在は十分把握していたのですが、少女漫画風で透明感のある女の子のイラストが私の趣味に合いませんでした。かがみ先生が1984年に26歳の若さで亡くなられたのを知ったのは高校でクラスと部活が一緒だった奴からの又聞き、その時から既に20年ぐらい経つんですよね。

　イラストは今で言う萌えキャラの走り的存在です。無論今でも十分通用すると思います。漫画は上に書いた通り当時興味がなかったのでほとんどすべて読んだことがなく、この本を通してこれから知っていくところです。かなり短期間の商業誌での活動ながら名を残されたかがみ先生、この本でお顔も初めて見ることができました。今でもご健在であったならば、画力を増したイラストレーターとして活躍されていたことでしょう。それが残念ではあります。