猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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ガラスの仮面

 今回も北島マヤは芸の幅を増やし演技に慣れるためあちこちの劇団を訪ね歩き役を貰おうとしますが上手くゆくはずもなく途方に暮れます。マヤのスカートが短いのでそれを餌にオジサンたちを釣ったらいいかと思うのですが(お下品・笑)。

 栄進座でも門前払いされそうになりますが、原田菊子先生が偶然にもその場を見ていて、聞けばマヤが月影先生の元で練習し、『紅天女』の候補だと感づいて試験をしてマヤの実力を測ります。椅子を使って喜怒哀楽を表現するテストは難なくこなしたマヤですが、次に原田先生が出した問いは横倒しにした椅子にどうやって座るかの演技でした。マヤは椅子が転がっているので、人も転がるのが自然と考え横向きに寝転がります。それで、先生は自惚れ屋の劇団員を降ろしてその代わりにマヤにその役を与えます。ハプニングにすぐ対応できる度胸と才覚が必要でそのお眼鏡にかなったようです。そこでマヤに恨みを持ったのが降ろされた女の子。

 その後原田先生は姫川歌子・姫川亜弓親子に逢い、よせばいいのにマヤが『紅天女』候補だと喋ってしまいます。それでなくとも野心満々の亜弓は再び火が点いてしまい、負けん気フル回転で『王子と少年』(昔『王子と乞食』ってタイトルだったものか)の少年役になりきり実際に路上で物乞いをします。マヤはその姿を見て慄きます。『王子と少年』は栄進座のお芝居初日と重なります。

 そして初日。亜弓はこども達が多く客席にいる中で少年の演技をしますが、こども達は美少女役だとすっかり刷り込まれていたのでその演技に引き気味です。そこで亜弓は考えました。舞台から客席に降りてこども達と交流しその興味を惹きつけようと。大きな声を出して客席のあちこちでこども達からお菓子のおめぐみを貰う亜弓、美少女の仮面は脱ぎ捨ててもプライドと野心はしっかり持っています。これで客席と舞台が一体化します。王子と少年トムの仮面を巧みに入れ替え、着替えもすばやくこなして演技する姿にこども達は亜弓の美少女の役以外の姿に魅了されてしまいます。矢島晶子さん、少年の声が抜群に良いですね。あれはマヤも勝てないかもしれません(笑)。

 片やマヤのお芝居は亜弓と好対照で大人が相手です。マヤは客層を考えようと14歳らしかぬ客観的な考えで・・・白目出た―――っ! マヤの演じるタヅの役の仮面を付けると何をしてるわけでもないのに客席から笑い声が漏れてきます。マヤはそれだけ観客の注目を一身に浴びているのです。タヅの登場シーンで背中におぶっていた人形の首が取れてしまうアクシデントが起こります。これは役を降ろされた女の子が仕組んだ罠でした。しかし、『紅天女』の役を目指すマヤがこんな事でパニックを起こすわけがなく、「ほんに子守も楽じゃねぇ」と床に転がった人形の頭を自然に拾い上げて背中の胴体とくっつけ、何事もなかったように幕尻に消えます。完全にマヤがその役を勝ち取った瞬間でした。

 客席では東洋劇場の会長が芝居を見に来ており、マヤの演技を見てウチでも使ってみようと思っています。次回はこちらのお芝居にもマヤが顔を出しそうですが、マヤは脇役でも主役を食うだけの力を持っているのでお芝居が成功に終わるかは?です。真澄も何か役を与えようとしているようです。

 新EDは何だか平凡だねー、前の方が画像も含めて断然良かったなぁー。(^^;