猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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スピードグラファー

 水天宮はマスコミ対策もばっちりでしたか。政治家の息もかかっているから大事にはできず各新聞社も事実をもみ消し。銀座は飲んだくれて荒れていますね、それでも神楽のところに行くかと。だけどやっぱり雑賀のことが好きだから心配なんでしょうね。

 当の二人はまたもや変装して駅をフラフラ。指名手配犯のように失踪人のポスターがあちこちに貼られ、電車内の電光掲示板にも同様の情報が流されています。大宮駅、何か見たことある感じです(笑)。「雑賀さんと一緒ならどこでもいい!」、神楽の声(cv.斉藤圭さん)で言われてみたいよ私も。(TT)

 海を見ながら『人魚姫』の話をする神楽、そして口の利けない女優との接点。それぞれが何かを得る代わりに大事な何かを失ったのでしょうか。その後神楽は熱を出してダウン、車で山奥の旅館に向かおうとしますがポンコツレンタカーのエンジンがなかなかかからずにイライラする雑賀。その事だけじゃなくて神楽を救う手立てのない自分にイラついてるのですが。まるで「心中」だと。そんな姿を見せる雑賀に神楽は「カッコ悪い」という言葉を使いますが、それは嫌悪感を表すのではなくて自分にしか見せない雑賀の本当の姿を見られて嬉しいのですよね。ますます雑賀が年甲斐もなく惹かれてしまうじゃないですか。女神の前にそれ相応の小悪魔的な素質はありますね、この娘は。(^^;

 霧の中の山道で車を走らせていると目の前に女性が、急ブレーキを踏む雑賀。そこで森の奥に誘い込まれると冷たい死のくちづけ。雑賀は突き飛ばして再び車を走らせますが、さっきの女性が、昔セリフのない幽霊役に出演した弦巻ミハルなのを思い出しました。彼女は映画出演の後何度も心中を繰り返し、その度に自分だけが生き残ってしまいます。

 海は母親の羊水、人間の回帰する場所です。ユーフォリアと化したミハルは雑賀を海に引きずり込んで一緒に心中するつもりです。顔は人魚ではなく半魚人そのもの。雑賀もさすがに死を覚悟しますが、神楽の自己犠牲的な助けがあってすんでのところで救われます。ミハルは自分の力を使い果たして海の底へ。神楽も溺れてしまって多量の水を飲んでしまいましたが助かりました。もう明らかに一人の少女を助けるというよりもオジサンが少女に恋心を抱いてしまってます。神楽の前で涙を流す雑賀に、また神楽がカッコ悪いって。でもそんな言葉がオジサンを喜ばせてしまうんだよね(笑)。