猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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バーバーハーバー第7巻

バーバーハーバー (7) (ワイドKCモーニング (577))

バーバーハーバー (7) (ワイドKCモーニング (577))


 綺麗も汚いも濃いも薄いも含めて4コマ漫画の中で色んな人間関係を描けるのが小池田マヤ先生のスゴイ所です。結構ドロドロ恋愛系も描くけどこの作品はやや抑え目かな。それでも周囲の人間は結構ドロドロかも。(^^;

 今回は東子さんの元カレが登場したけど何とかやり過ごしてめでたくゴールイン。驚きなのは皆人の弟研人も歳の一回り離れた学生の幸とできちゃった婚で同じ日にゴールイン。気に入ったシーンは幸からおめでたの報告を受けた皆人・研人の父親が「好きな女大事にせんと何が男じゃボケ―――っ!!」と研人を平手打ちにしたところ。あの温厚そうに見えるパパンが怒りました。ゴールインと言うものの研人の方は物事の順番が逆になってしまい、お互いに愛しているとはいえ新婦になる幸の人生計画を壊してしまったことに怒ってるんでしょうね。学生さんでもあったし、先方の親御さんのことも考えるとね。あっけに取られた二人に父は奥さんに大事にしろと言葉を贈りますが、それは小池田先生の言葉だと思います。とても男らしい。妻であり母は家族を照らす太陽ですから。(^^)

 結婚式に二日酔いとは東子さんらしい。それからモテナイ暦35年のホクロンと外見は美少女の智子が結構接近しているのが興味あるんだけど、今回が最終巻なのでその続きは読者の想像におまかせということで。「猫耳モード」には笑った(笑)、まさか小池田先生の漫画でそんな言葉が飛び出すとは。結納式ってあんなに品物を納めなくちゃいかんの?それとも地域性? イメージとして名古屋とかは大変そうだけどね。(^^; 141,142話は同じコマ割りと同じような台詞回しで小池田先生の遊びが炸裂しています(笑)。「ABCは知っててもそれだけ―じゃ困ります」・・・って懐かしい、そんな記憶消えてしまっていたのに呼び起こさせてくれる漫画ってステキ。『旺文社カセットLL』のCMの歌ですよね(知ってる人いる?)、懐かしすぎますよ、先生(笑)。

 10年後のお話、馬場家には8歳になる美波と海人の双子の姉弟がいました。どちらも皆人に似てるかなぁーと思ったら、目をパッチリ開くと美波は東子の目になるのね。でも、図工で作ったモノを見るとどちらも発想が変わっています、芸術家タイプ(笑)。龍平君もイイあんちゃんに育ったなぁ。(^^)

 もうね、何にしても三十路カップルが幸せになってよかったよ。私など思わず感情移入して泣いてしまった。(TT) こんなに楽しくて切なくて、4コマの枠以外の漫画やイラストも楽しめて、書いてある事が心にも頭にもためになって、懐かしいことも思い出させてくれる、こんな漫画ってあまりないですよ。また4コマ漫画の雑誌に戻ってきてくれると個人的には嬉しいんだけどな。(^^)