ガラスの仮面

　今回は姫川亜弓は登場せず、北島マヤと恋する純情男（笑）速水真澄がメインでした。真澄の私生活など知った事ではないのですが（笑）、恋愛に関してはマヤだけにああいった態度を取っているのか、それとも恋愛をした事がないのか。マヤが強気で出てくるとどうにも押され気味です。（＾＾；

　一角獣&月影の公演でお客からチャリティーとして募金を募ったらどうかとマヤもビックリするような建設的提案をする真澄。大都芸能の有力者が敵に塩を送るようなことをしているわけでそりゃマヤが驚くのも無理はありません。

　マヤを半ば強引に湖の貸しボートに乗せ漕ぎ出すは甘い夢路か地獄の果てかベンベン（弁士か・笑）。真澄の方ががどうにも乙女モード入っててね、年下の少女一人におっかなびっくりで面白いですよ。（＾＾）　真澄は利害関係の渦巻く業界の中でただ一人真っ正直な感情でぶつかって来てくれる唯一無二な存在のマヤに安堵感を持っているようです。恋人通り越して早くも結婚を狙ってるんじゃないかと思えるこの気持ち。

　亜弓に敵わないと思うのなら「紅天女」を辞せよ、その代わり芸能界にきちんと復帰させてあげると言う真澄に、マヤは亜弓の自分を待ってくれている思いに応えなければいけない、彼女だけには軽蔑されたくないと言うプライドとも責任感ともとれるセリフをぶつけます。その言葉に真澄は心を打たれたかのように大都芸能がその問題から手を引こうと言ってくれたのでした。世界中の人間がマヤを憎んだとしても真澄はマヤが好きですか、かなり恋の末期症状が出てますね（笑）。「もしも・・・」とつぶやいて止める真澄。彼の恋路は前途多難、マヤはポヤヤンですからきちんと告白しないとわかってくれないでしょうし、演劇界の縦横の関係もあるし頭抱えちゃうね。（＾＾；

　アテネ座の劇場支配人がやって来て、マヤ達の宣伝してる姿を「大道芸人のよう」と蔑みます。マヤは負けじと大道芸人のように振る舞い通行人を喜ばせます。マヤにとっては火に油、勢いづかせるだけであることを能のない支配人はわからないのです。紫のバラの花束を抱えて聖がやって来てマヤに手渡します。彼の方も観に来ていると言うとマヤはやる気満々目玉はランラン（バ〜イキ〜ンマ〜ン♪）。

　アテネ座の目論見ははずれ開演一時間前から観客が続々と詰めかけ押し合い圧し合いに。演劇に興味のある方なら一角獣と月影が組んでいることでそれだけで面白いことがわかるのにアテネ座の支配人は全然気が付いてなかった、つまり支配人として失格なんですよ。（＾＾；

　パック役のマヤは紫のバラを一本客席に投げて彼の方（本当は真澄なんだけど）に熱烈アピール、真澄さぞも至福の時だったでしょう。劇が始まると劇と交互にナレーションが入りました、これは珍しいなと思ってみたり。そして第二幕がパックの見せ場、マヤは所狭しと飛んだり跳ねたりクルクルクル〜したり（リカリッタ?・笑）激しい演技が続きます。無事に劇が終わり最後は観客のお手を拝借「パパンがパンだれが殺したクックロビン」。劇としてもチャリティとしても大成功でした。

　真澄がアテネ座との対決の証人になっていたので、この成功を受けてアテネ座公演が決定。しかし、一緒にお芝居できると思っていたマヤはチョキッと切り離されてしまいます。悪役小野寺と真澄のコンビがマヤの心に再び怒りの炎を燃やさせます。真澄はマヤの怒りを演劇への情熱に変えさせているんです。ホントは純粋に情熱を燃やした方が良いんでしょうが今はマヤがふとしたことで悲しんだり落ち込んだりしやすいので。冴子もその辺りは承知しているようです。そしてマヤが目を向けた先は亜弓と月影先生が共演するお芝居「ふたりの王女」。そこで亜弓の相手役のオーディションがあるというのでそこに出場するようです。ここでも亜弓とマヤの対決が楽しめそうです。（＾＾）

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