今日からマ王！

　哀れ禁忌の箱は一般の民の間でたらい回しに。陛下の駄々を上手くかわしてライラがユーリ達に同行。陛下の柔軟な心がこの国を助けているとライラは言いますが、実際に機転を利かせて陛下とこの国を助けているのは腹心のライラのようです。「柔軟」と聞いて唐突に運動を始める魔王陛下ですが、みんな無視ですよ、無視（笑）。

　グウェンダルは何時にも増して辛気臭い顔をしています。その顔を横からいきなり指でツンとするのが母親のツェリ。少しは彼の気持ちも和らいだかもしれません。父親は違えどグウェンダルとコンラッド、そしてヴォルフラムは兄弟、性格はそれぞれ違えど頑固なところは共通項です。

　「オレは誰も疑わない」と言ったユーリの目の先にはコンラッドの姿がチラチラ見えています。しかしライラの言動がどうにも怪しい。お庭番ヨザックと大賢者村田が万が一の事を考えて事前準備。どうしてもユーリに隠し事してしまう悲しいサガ。

　ライラは箱の所在が掴めたとして法術師が修行の場所として使っていた遺跡のような場所にユーリ達を連れて行きます。遺跡の中に降りて行くご一行、最後に入るヨザックはライラに「ニッ!」とVサインで「お前の考えは読めてるよ」って間接的に伝えているようです。待っていたのは大シマロン軍、予想通りでした。ユーリの「誰も疑わない」はこういう危険性もはらんでいるのです。それでも付いて行くヨザックや村田は偉い。

　剣を構えて大軍に向かって行くギュンターにヴォルフにゲーゲンヒューバ（ヒューブ）。ユーリがモルギフを構えるとモルギフはやる気満々、ちょっとキモいんだけど。（＾＾；　大シマロンの法術攻撃をモルギフが食べて防御しようとしたのですがコッテリ味だったのか早くもモルギフ満腹感。外に逃がそうとしたライラは危うく巻き添えを食いそうになりました。（＾＾；　大シマロンと魔族を相打ちにして自分達と禁忌の箱を守ろうとしたのです。ヒューブ、「眞魔国に栄光あれ!」って死に行くみたいじゃないですか（笑）。

　外に出たライラは禁忌の箱を隠しているようです。コンラッドが現れライラと戦うかと思ったら、魔王はこの世界から争いがなくそうとしているとユーリを庇い立て。この国の平和を守り続けるには仕方がないとライラは遺跡を崩してしまいます。そしたら魔王の力爆発、敵味方問わずみんなを空中に浮き上がらせて助け、その結果恐れをなして大シマロン軍は撤退。

　ライラがピンチに陥れたにも関わらず彼女の無事に安堵するユーリ、言うとおりの「馬鹿」のつくお人好しです。「バカはキライじゃないわ」とライラもやっと心を許し、ユーリ達なら禁忌の箱を任せられるとライラの家に招待します。また嫉妬するヴォルフ。（＾＾；　禁忌の箱は何と赤ん坊の寝床になっていたのでした（笑）。その赤ん坊の寝姿にギュンターが「毒々しい」と言い回し、人間界で言う「神々しい」の意味でした。（＾＾；　ライラの母親の手料理でホッと一息つくユーリ達、でもまだ問題が解決したわけではありません。あのヘナチョコ陛下は一体どうするんだろ?　今後見せ場が出てくるのでしょうか。（＾＾；

今日からマ王! 大全集 その1 [DVD]

　『無人惑星サヴァイブ』はアダムが責められたり誉められたりでちょっと可哀想でした。チャコはあのグループには不可欠な存在、寒さに弱いのは意外。（＾＾；