ガラスの仮面
姫川亜弓と共演も無事終わり、また仕事探しをしなければならない北島マヤ。舞台が成功したお陰で引く手もあまたなのですが、第一に考えなければいけないのは『紅天女』の役を演じる候補に残るために自分に合った、自分が気持ちを込められるお芝居を掴まなければいけないこと。
そんな時に速水真澄のお誘い。プラネタリウムでつかの間のデートを楽しむのは速水のみ。マヤからすればどうして私をこんな場所に連れ出すの?でしょうね。そこは速水のこどもの頃の思い出が詰まった場所、母親を失った淋しさから逃れるために来ていた場所でした。そしてマヤの問いかけに、途中から性格が変わったのは父親の影響だとあっさり認めました。速水はマヤに対して自分を晒しても良いほどに想いが募ってしまったようです。マヤは時折見せる速水の優しい表情に混乱気味、だけど母親の一件があって速水が越える事のできない高い壁を作ってしまっているのも事実です。
速水はしばらくマヤが心を開いてくれるのを待つつもりでいましたが、父の決めたお見合いを受諾。お見合い相手と一緒のところを偶然マヤが目撃、気が動転したマヤは近くにいた冴子に事情を聞きます。事情を知って心が空になるような感覚に陥ったマヤ、それは速水に対する喪失感なのでしょうか。それにしても冴子は洞察力に優れているというか何というか・・・「いつまでも信号は赤ではございません」発言に今度は速水が動揺(笑)、冴子は2人の間で楽しんでいるでしょ!?(^^;
黒沼監督はマヤの素質をズバッと見抜き狼少女ジェーンの役に抜擢。でも女優の命の顔を台本で叩くのはちょっとやり過ぎ。(^^; 前回の美麗で優しいお姫様から一転して人間に恐怖心を持つ野生に近い人間の役に挑戦し賞獲りに賭けます。そして相手役はお久しぶりの桜小路、2人ともぎこちないけどライバル同士ってことで良い演技を誓います。麻生アイってガールフレンドが近づいてきて、マヤは半ば逃げるようにその場を離れました。まだ桜小路に対する想いが残っているんでしょうね。
マヤは週刊誌に速水の結婚記事が載っているのを見て嫉妬心を抑えられなかったのか、速水に「どうぞお幸せに」と半ば嫌がらせ気味な電話をしていしまいました。これが冴子が行っていた「いつまでも信号は赤ではございません」の深い意味だったりするのです。
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