猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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よみがえる空

 悲惨な出来事の起こった前回と一転して青春しちゃってる2人の話でした。これはまた前回と別の意味でとても切なかった。ゴールデンウィークに田舎に帰る予定だった内田一宏は女の子を助けられなかったショックが後を引き、結局帰らずにパチンコで一日を過ごします。お母ちゃんもそりゃ怒るわな。

 でも帰らなくて正解でした。恋人の長谷川めぐみが電撃訪問です。まぁ、彼女が男の住んでるアパートに来る自体リアルで多少生々しくはあるのですが、私はそこからかなり感情移入しました。「ホンマの声」・・・めぐみ役の能登麻美子さんが良い声出してくれるんだわ、人気があるのも頷けます。(^^)

 めぐみは東京の出版社勤務で内田とデート中でも頻繁に仕事の電話がかかってきます。せっかくのデートの時間に水をさす電話に嫉妬してるところもあるようでかなり内田がイラついていました。「携帯切っとけ!」「これだから携帯は嫌いじゃ」・・・わかる〜! なぜなら私も携帯嫌いだから。(^^; でもなぁ、彼女は自分の少ない休みを使ってわざわざ内田一人のために小松まで来てくれとるんよ。内田への愛が大きいからこそ逢いに来てくれとるんよ。彼女の気持ちも知らずに半ば強引なキスとか内田はまだまだガキンチョや。「抱いたらウチの知っとる一宏に戻ってくれる?」・・・ジーン。(TT) もう完全に惹き込まれたわ、そんな事言われてみたいよ本当に。でも、こんな事をこんなに大事に想ってくれてる彼女に言わせてしまう内田はアホや。

 2人が高校の先輩後輩の関係というのが回想シーンでわかりました。メガネっ娘だったのね。航空自衛隊を目指す内田にめぐみがプレゼントしたのはサン=テグジュペリの本、おそらくは『星の王子さま』です。でも、サン=テグジュペリってパイロットで戦死というか、戦争中の不慮の事故死であまり良い最期ではなかったように記憶しているんですが。(^^; 後にも『ライ麦畑でつかまえて』とか言っていたので彼女は文学少女だったのでしょうね。で、出版社勤務の自然な流れに。今は営業に身を置いていますが目指すは編集者です。

 若い2人なので身体で愛を確かめ合って元通りになったようです・・・ちょっと妬けるね。(^^; その後外出した時に偶然に同僚の白拍子(変わった名前だ・笑)と出逢ってしまったのが運のつきでした。彼女連れの内田に嫉妬したか白拍子、部隊内で言いふらしやがった(笑)。岡山弁は今流行りなの? 『練馬大根ブラザーズ』でも岡山弁だしね・・・「おえん」って温もりを感じる方言だよね、イイっ。(^^)

 社会に飛び出したばかりの2人で仕事に取り組み始めたばかり。こんな辛く切ない想いをするのなら結婚したらいいのに・・・と現実にそうできるならそれに越した事はありません。それができない状況なのが輪をかけて切ない〜。めぐみが別れ際に内田に携帯電話をプレゼント・・・姿が見えなくなってから電話をかけて来る辺りが演出凝ってます。あの心遣いに2次元の人じゃなかったら間違いなく惚れてるわ、私。(^^; 新たな楽しみも一つ増えて(笑)ますます目が離せなくなった作品です。2人の仲もこの後も上手く行くと良いんだけどねー。(^^)

レスキューウイングス 1―航空自衛隊小松基地救難隊 (MFコミックス)

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