猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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とあるサークル主催者の死

 昨晩は寝る前に久しぶりにとある日記を見に行きました。もう今の時間ぐらいの深夜でしたがボーッとした頭で見た画面に映ったのは昨年の12月半ばで終わってしまっていた日記でした。「あー飽きちゃったのかな、それともどっか別のブログに引っ越したのかな」と思って右横の最近のコメント一覧を見たらその一番上に妹さんの名前が。クリック・・・そのコメントには「他界」の文字がありました。「え?」・・・部屋の電気を消して横になったけど色んな事が次から次へと頭に浮かびそのまま朝を迎えました。

 彼は規模は小さいながらもアニカラサークルをこれまでずっと運営して来てました。私は面識はありませんでしたが、彼が亡くなる1年ほど前には先方の日記のコメント欄に2度ほど書き込みをしたりトラックバックもしたことがありました。以前には彼の日記を含めアニカラサークル関係者のブログを私のアンテナに入れていたのですが、私自身のアニカラに対する情熱が少なくなっているのを感じそのすべてをアンテナから外したのです。それから彼の日記とも疎遠になってしまいました。

 私が初めて書き込んだ時は彼がアニカラサークルの主催者を降りると日記に書いた時でした。既にその時から体調面の不良を訴えていて「死」「余命」「頭痛」と言った記述が見られました。私も以前興したサークルの主催者の立場を自ら退いた人間ですので「辞めないで」と言えるはずもなく、ただただ寂しいということと「お身体ご自愛下さい」と書き込みを入れました。今考えればこんな空々しい言葉ないですよね。私の書き込みに「心配していただきまして本当にありがとうございます」とレスを付けてくれた彼でしたので、現在でも楽しくアニカラしてると思ってたのですよ。バカだよね自分、能天気過ぎるよ。

 今までにも亡くなられた方のブログをいくつか見たことがあるけど今回はその比でないほどショックでした。私よりも年下であろう方が亡くなったこともそうですが、私自身がその事実に気が付かず、気が付いた時には既に2ヶ月以上も経過してしまっていた事には言葉では言い表すことのできない情けなさを自らに感じました。彼の日記はずっと命の危機を知らせるシグナルを出し続けて来ました。最後の日記までずっと。もしこの結末を予想できていたなら何かできたんじゃないのか・・・例えそれができなくとも生きているうちに何かを伝える事はできたんじゃないのか。それすらできなかったのがただただ悲しいのです。

 彼の最後の日記は彼がこれまで生きていた事と亡くなった事の両方の証です。私の書き込みも残ったままになっています。彼はある日の日記に赤く大きな字で「私が死んでも代わりはいるもの」と冗談なのか本気なのかわからないけど綾波レイのセリフを書いていました。そんなことない、代わりのきく人間なんていやしない、彼のために涙を流した人が絶対にいたはずです。あなたとは面識のない私でさえ夕べは落ち込んだのですから・・・。そうそう、あなたが主催していたサークルはあなたの志を継いだメンバーによって再び始動していますよ、大丈夫です。何かまとまりないけどこれが自分の気持ちです。色んな思いを残して旅立たれてしまったと思いますが、本当に彼の魂が安らかにありますよう願っています。今でも日記がそのままの状態になっているので、こちらからはトラックバックやリンクを付けないことをどうぞお許し下さい。