夏目友人帳 第3話

　この物語では妖怪・モノノケの類を悪と決め付けない、悪いのもいれば良いのもいるってことですね。その昔、親にも気持ち悪がられ孤独だった夏目（CV.神谷浩史さん）に近づいて来た女性のモノノケも、疚しい気持ちからでなく純粋にこどもの夏目を心配していたのですよね。モノノケとわかった夏目が「あっち行け！」と言ってしまい、去って行ったモノノケの心中を考えるとちょっと切ないですね。（；；）

　今回は名前を返してくれといつものようにやって来る妖怪も妖怪に害を成す人間をやっつけてくれと人間の夏目に頼みに来て玄関で土下座するヘンな妖怪2人組も現れました。ニャンコ先生（CV.井上和彦さん）は余計な事を言いすぎて何度も夏目にボコられ後頭部にバッテンつけてましたね（笑）。

　学校で違和感を感じた相手、それは最近転校して来た田沼（CV.堀江一眞さん）でした。彼が大きな力を使って妖怪達に攻撃していたのかと思ったら違っていたようで。寺の住職でもある彼の父（CV.松本保典さん）が寺の周囲を清めていました。ニャンコ先生がお土産に持って来た家来のカエルを助けたお礼で夏目に仕えたミスズが住職を殺してしまう前に止められて良かったよ。ミスズとは名ばかりで怖いんだもん。（＾＾；

　夏目と田沼、逢うべくして出逢った2人が今後妖怪達とどんな風に関わって行くのか楽しみです。事態が解決して玄関にお礼の品を持って来て逃げた2人組の動きがユーモラスで可愛かった。主人公の意志とは関係なく勝手に妖怪が動いているは何だか面白いね。『かみちゅ！』の神様達のようでもあります。（＾＾）

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追記：この感想を書いた後に、何故か部屋の中で飛び跳ねるアオガエルを発見。捕まえて外に出してあげたので私も妖怪にお礼を言われるかもね（笑）。いや、でもちょっと背筋が寒くなったよ。（＾＾；