猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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夏目友人帳 第8話

 第6話から第8話までを綺麗な心の女性アヤカシ3部作とします(狐は「男子たるもの」って言ってたろ・笑)。今回登場のホタル(CV.桑島法子さん)は前の2人と違って儚げ系。アヤカシと人間の恋は叶わぬものとわかっていても奇蹟は最後まで信じていたのかも。

 杉野章史(CV.浜田賢二さん)が沼のほとりで佇んでいるところを夏目(CV.神谷浩史さん)が出会います。夏目の目にははっきりとアヤカシが杉野のそばにいるのが見えるのに彼はまったく気付いていません。夏目がアヤカシを見ることができるのがわかってかその後アヤカシは付いて来て、夏目が誤って斜面から落ちそうになったところを助けてもくれました。

 話を聞くと2人は友人でしたが突然彼からアヤカシを見る力が失われ、それ以来自分の姿も見ることが出来なくなり交流は途絶えてしまった、と。どのくらいの年月が流れたのかは私にはわかりませんでしたが、杉野は沼に通い続け彼女もその間は杉野のそばを離れなかったようです。お互い一縷の望みを心に持っていたでしょうにその願いも叶わないこのもどかしさよ。

 杉野が結婚する話を彼女がしたので「友人」関係ではないなぁーと思いました。夏目とニャンコ先生(CV.井上和彦さん)は飼い主とペットの関係……ってどっちがどっち?(笑) ニャンコ先生、さすがに「ちぢれ麺」はどうかと思うよ。お面に「中」の文字が付いていたとしても(笑)。無視されてるし(笑)。

 夏目は寝ている時に夢で聴こえた「キヨ」と言う言葉を名前がないと言う彼女に付けます。夏目が起きるまで彼女は夏目の顔を見ていたみたいだけどやっぱり杉野と姿を重ねていたのでしょうね。夏目はオレは彼じゃないと否定していたけど。(^^;

 明くる日もまた杉野は沼のほとりに。その沼を泳いでいたでっかいモノノケに驚き夏目は彼のピンチを救った……と思ったら人間には害を成さないそうで。(^^; その後もゆらゆらと泳いでいるモノノケの姿がとてもユーモラスでした(笑)。

 あ〜やっぱり杉野と夏目は似ていました。見えないものが見えることで周囲から変な目で見られて杉野も苦しんでいたのでした。そしてこの沼にやって来て泣いていた時に「キヨ」と出会います。人間に興味のあった彼女は杉野と交流を重ねて行きましたが……ある日彼の目に「キヨ」は映らなくなり声も聴こえなくなってしまった。夏目はこれを聞いて複雑な気持ちを覗かせました。見えないことでアヤカシから解放される気持ちと見えないことで寂しいと思う気持ちと。杉野のようにいつか見えなくなる日が夏目にもやって来るのでしょうか。そして「その日」は何かをきっかけにやって来るのでしょうか。こうなるともしかしたらレイコもアヤカシ達と交流している最中に見えなくなってしまった可能性も考えられますよね。

 杉野がぶっちゃけました。彼女を愛していたと。彼女の姿を見ることができなくなってからもしばらく他の異性を好きになることが出来なかったのですが、ようやく愛する人と巡り会うことができ3日後に挙式することになりました。彼女が呼びに来たのを「キヨ」はどう思ったのかな。

 夏目はまた夢を見ました。夢の中では「キヨ」は「ホタル」と呼ばれていました。「好きよ……」……相思相愛だったのに人とアヤカシの間にある壁はあまりにも高すぎました。(;;) お面の下の顔もチラッと出ましたが、杉野〜あなたの人生大失敗ですよ(コラコラ・笑)。

 そのまま見えないことで自分を生き長らえさせるよりもたった一度きりでもいいから自分の姿を見せて己の生を全うしようとするホタル。名前の通り一匹の蛍となり夜の沼道を歩く杉野と彼女の前に光を放って現れ一度だけ彼の指にとまってから去りました。多くのホタルとともに。清い水のあるところでしか生きることの出来ない蛍、杉野はホタルにとって清い水のように離れられない定めだったのかもしれません。そしてムリに離れるとすればこんな悲しい方法しかなかったのかも。不満の一つも言わないで蛍としての短い生を選んだホタルですが、今度生まれ変わるなら神様に人間にしてもらって下さい。その権利はあるはずです。駄文書きながら涙出た私キモっ!(笑)

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