獣の奏者 エリン(獣の奏者エリン) 第10話
とにかく好奇心旺盛なエリン(CV.星井七瀬さん)はジョウン(CV.内田直哉さん)と街に買い出しに来ても変わりません。そこでエリンは街の中で出会った一人の青年が奏でる竪琴の音色に心惹かれます。目を瞑ればソヨンとの楽しい日々が思い出されるのです。奏でていたのは『夜明けの鳥』、子守唄だそうです。
トウダの卵ドロボーの2人は今後もエリンのそばでウロチョロするようです。何たって2度も命を助けられた、いわばエリンは命の恩人ですからね。今回は竪琴を奏でていたイアル(CV.鈴村健一さん)にとっ捕まって卵ドロボーを誰に頼まれたのかと詰問されますが名前をきちんと覚えてなかったようで答えられません。イヤンバカンウフン……木久蔵の歌かってーの(笑)。2人の前に立ちはだかってイアルに剣で脅されても退かない不屈の精神は天晴れ。そしてあの鉄仮面の男は一体誰と関係してるのか。
イアルは真王を護衛する役目のセ・ザン(堅き盾)の1人なのですがどうも情に流されやすい。労役をしている場所から脱走して母ユアン(CV.甲斐田ゆきさん)にタブチムを届けに来た息子タルガ(CV.相橋愛子さん)ですが役人達に捕まってしまいました。ここでもエリンは役人の前に立って母とのお別れぐらいきちんとさせてあげてとお願いしてピンチに陥ります。彼女はもしかしたらソヨンの腕輪に守られているのかもしれません。イアルによって事なきを得ました。本当は隠密行動が原則なんだろうに顔まで出してしまって。だから後で同僚に殴られてしまうのですよ。(><)
エリンはソヨンの死以降めまぐるしい状況の変化で落ち込む暇もないほど。これ不幸中の幸いなり。そして不条理な掟や階級社会を知ることとなり今後の行動にも影響を与えそうです。まるでかの国を暗示しているかのようでもあります。それと理由は良くわかりませんがイアルから彼の名前の彫ってある竪琴をプレゼントされます。この竪琴はイアルが母からもらったものでとても大切なものだったはずなのですが……過去の思い出との決別を意味しているのでしょうか。彼も以前タルガ同様強制的に母から引き離されたこどもでした。
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