猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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黒執事 第24話<最終話>

 うわぁーこんな悲しい終わらせ方でいいのかぁー。いつも仏頂面で気に食わないとは言えまだまだお子様なシエル(CV.坂本真綾さん)の魂を最後の最後で……って、最後まで描かれなかったから何通りか想像できるわけで。セバスチャン(CV.小野大輔さん)は天使(CV.日野聡さん&矢島晶子さん)との戦いで腕一本持って行かれてしまいましたが見事勝利。シエルに見せないでどんな殺し方をしたと言うのか。聖も過ぎれば悪よりも酷いって話。

 何たって一番悲しいのはエリザベス(CV.田村ゆかりさん)。シエルの笑顔を取り戻そうとここまで頑張って来たのに彼は彼女に笑むこともほとんどなく行ってしまいました。青い花で作った指輪がシエルに奇跡的に届いたのはエリザベスの執念にも似た情念からかもしれません。最期にシエルが自分自身で指にはめていたのがせめてもの情け。本人はその指輪をエリザベスが作ったなんて知りはしないけど。シエルがいなくなったことをいつか彼女が知ったら……想像するだけでちょっと悲しくなります。

 フィニ、バルド、メイリンの3人は行方不明に。でも、簡単に死ぬような輩ではないのでまたどこかでひょっこり現れて……いやいや、彼らもファントムハイヴ家に来る前にセバスチャンと何らかの契約をしていたとしたら……。(;;) プルートゥは骨になったそうです。orz タナカ(CV.藤村俊二さん)だけは生き残りを確認。彼の日記がシエルに渡されましたが、父が女王によって抹殺されることがわかっていたことが明らかになりました。そしてシエルにはこのことを隠し女王に仕えるように向けたのは自分のところで憎しみの連鎖を断ち切りたかったからかもしれません。あとはどんな形であれシエルに生き延びて欲しかったとも取れます。

 救いだったのはソーマ(CV.立花慎之介さん)とアグニ(CV.安元洋貴さん)が街頭に立って焼け出された人たちにカレーパンの施しを行っていたこと。ここではシエルやセバスチャンの蒔いた種が芽を出しています。今回登場したヴィクトリア女王はニセモノなのか。こどもの姿していた方がよっぽどニセモノっぽかったけど。(^^;

 最期は身体に痛みを感じながらシエルは絶命したのか、それとも他のシーンとなったのかは知るべくもありません。ただ、まだまだ幼さの残る少年が満ち足りた表情を浮かべるのはあまりにも切ないことです。彼の人生はこれからだって言うのに。

 最後は浮かれ浮つくことなくシビアに終了して、私としてはこういう終わり方もありだなと認識させられた次第です。これまで作品を楽しむことが出来たので製作スタッフの方々と役を演じた声優さん達には感謝です。(^^)

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