同級生殺害の加害少女のイラストと文章

　今週号の『ＦＬＩＤＡＹ』（フライデー）に長崎小学生殺害事件の加害少女の関わった
“こうかんノート”が公開された。ま、誰がこのノートを提供してしまったのかはともかく、
私自身アニメ好きオジサンとしてちょっと興味があったので見てみました。

　のっけからアニメ系な女の子のキャラ・・・なんだけどね。このイラスト見た人はその
異様さに気が付くよね。女の子の浴衣が黒色、その模様の蝶はさらに黒、そして首に掛かって
いるクロスも真っ黒、さらに女の子の持ってる線香花火（？）の先端も黒、なのだ。前のクラス
メイトから回ってきたしりとりの“ち”の文字に、“血の海”という言葉で次の人に回して
いる。他の日にそれぞれ書いてるキャラもかわいいものと不気味なものが同居してるような
のがほとんど。

　７／１３の雑記で富野由悠季さんの「「体感」することなくして情報を手に入れるという
ことは、人を誤らせる」という言葉を引用したが、おそらくはこの言葉にハマってしまう
事件、なんだよね。某巨大掲示板の絵文字や言葉を使ったり、自分の書いたイラストに
「目が灰色ということは中国人？？」と書いたりしている。親は某巨大掲示板見ていたの
知ってたのかな？うーん、小学生が出入りするのは正直不適当だよね。何とかならなかったのか
ねぇ。目が灰色＝中国人、うーんこれは何かの漫画かアニメからそう思ったのかな。普通に
ＴＶやら雑誌やら見てたらそんな言葉は絶対出ないと思うんだけど。完全に自分の目に
フィルターをかけてしまってるよね。

　その他にも『呪怨』の小説を買って、ＤＶＤも欲しいと書いたり、『バトルロワイアル』
の質問をしたりしている。明らかに心に乱れが生じていることを周囲には発信してる。
けど気づいてくれなかった。日記はたとえ親であっても見てはいけないと思うけど、この場合は
加害少女の親が見てくれたらその異常さに気が付いて今回の凄惨な事件までには至らなかった
んじゃないのかなと考える。残念だよね、被害者も加害者も持っている素質を将来開花させる
ことができたかもしれないのにね。