猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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女といふものを伺い知る漫画

バーバーハーバー (6) (ワイドKCモーニング (566))

バーバーハーバー (6) (ワイドKCモーニング (566))

 小池田マヤ先生の描く人間はピュアではない、どこか汚れているところがあります。でも、そこがとても人間らしくて私は愛せてしまうんですよ。今回は第6巻ということでお話も進み、東子のツレのミカリンとひがぴょんが結婚して、皆人(35歳)と東子(30歳)もお互いの両親に逢って結婚までのカウントダウンも進んでいます。

 皆人、相も変わらず“メルへん”してますが、今回は東子の父親には塩を撒かれるわ、馴染みのお客さんに納得のいかない形で殴られるわでかなり災難を被ってます。でも、東子さんに意見した姿に、ここが彼の良いところなんだよなと感心。自称“エロ乙女”(笑)の東子さんは皆人から“メルへん”が伝染したり、多少の腹黒さを見せつつも皆人の両親、弟、そして友人達にも認められたようで、結婚計画は着々と進んでいます。色々と根回しの上手いタイプです。奈美という飲み友達もできました。“穴あき猪口”“べく杯”“クチコ”、なかなかタメになる漫画でもあります。ミカリン、最高のツレやね。これだけ頼りになる女性がいたらいいわなぁ、煙草を吸うのが減点だけど。智子ちゃんはホクロンをどうしたいのでしょうか、アイドル級の可愛さでやることはお下品、煙草もスパスパ、毒吐きまくり、なかなか良い恋ができません。ええ、自業自得なんですが(笑)。皆人の弟。研人は智子のツレの幸を彼女に出来るのか。色んな思惑が重なり合って次巻へ。東子の前カレが出てくるのか、どうするんだ東子と皆人は。(^^;

 この漫画、大阪がメインの話なので“太陽の塔”などの建物、地名や関西弁が良く出てきます。こちらでは親友を差す“ツレ”って言葉はあまり使いません。でも、“マブダチ”とか言うよりも温かい感じがしますよね。(^^) それから、小池田先生のの豊富な蘊蓄も凄い、ホントにタメになります。今回は龍平君の“ハゲのうた”(?)に大笑いしてしまいました(笑)。