猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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 うわー、『鉄腕DASH』と重なってるでやんの。ソーラーカーから始まったのでDASH村は今回ないなと思い躊躇なくチャンネルをNHKに。トータル21作品で8800万部を売り上げる漫画制作集団CLAMPのメンバー4人が異例の顔見せです。以前週刊少年マガジンの『もう、しませんから。』に似顔絵が載った時も「えっ?」とか思ったわけですが、ペンネームをそれぞれが改名した時から何らかの方向性が変わったようですね。表向きは皆さんの想像が先行して謎の生き物のようになってしまうからと言っていましたけど、誰もサクラちゃんのような姿は想像してないと思います(笑)。それにしても西本英雄先生は結構4人の特徴を的確に捉えていたのね、さすがは漫画家。(^^) 

 やはりテレビ慣れしてないせいか、皆さん緊張して声が震えてました。大川さんはリーダー役として一番多く受け答えしていましたが、他のお三方は口下手なのでしょうね。本職は漫画家ですから問題はありません。服装はそれぞれがバラバラ、もこなさんは和服でした。趣味は?と聞かれてもこなさんは裁縫、猫井さんはクマのぬいぐるみ収集、大川さんは映画、いがらしさんはゲーム、『新・女神転生』と答えていました。

 現在週刊2本に月刊1本の連載を持ち一日で5,6ページ分の作業。隔週1日ぐらいの休みで午前10時から夜の12時ぐらいまで仕事、基本は体力と精神力ですね。(^^; 都内某所の制作スタジオには多くの資料と共にアルコール類も常備され仕事中もシャンパンとか飲んでいるそうです。もこなさんは唯一の日本酒党で肩身が狭いと言ってました。(^^; 

 完全分業制で仕事場の仕切りもきちんとされています。大川さんは原作・デザイン、原作は脚本形式で書いています。もこなさんは絵コンテ・作画、猫井さんはキャラ作画、背景、仕上げ、作品によっては絵コンテも。いがらしさんは仕上げや単行本のデザインを手がけます。これが16年間アシスタントを使わず4人で続けてきたスタイルです。もこなさんは小狼を刈り上げにしない方が良かったと口に出していました。面倒くさいからですって(笑)。また、いがらしさんはピッフルを手がけていますが、大川さんが言うにはゴミ箱にポイしようとしていたデザインを拾ったとか。この面子の捨てるデザインなら他の漫画家さんが拾いたくなるでしょうね。一番描きにくいのはバイクだそうな、自転車もダメみたい。もうこうなったら助っ人に藤島康介先生を呼ぶしか(笑)。

 大川さんは大阪生まれで他の3人は京都生まれで高校の同級生。高校生の時に同人誌即売会で大川さんが3人のグループに重箱弁当を持ち込んだのがご縁のようです。同人活動を皮切りにして当初6人でプロとして出発。池袋の2LDKのマンションで仕事と同居生活を送ります。仕事場優先のため寝る場所がなく、もこなさんなどは小さい体を押し入れに収めていたようです(笑)。衣替えの度に実家に服を送っていたとも。冷蔵庫が爆薬庫と化し、中に入れていた食べ物がなくなったり風呂に一番最初に入るのは誰かなどでもケンカしたと吐露していました。電話は公衆電話。当時の苦労は今報われていますよね。私は前の職場でとある逸話を聞いたことがありますが負けん気も人一倍なのでしょう。

 4人は自分の職業を出版関係とボカシているみたいですね。これだけ有名なんだから漫画家って言っちゃえばいいじゃんと周囲は考えるでしょうけど、何か漫画以外のことは結構引っ込み思案なのではと見ていてそう思いました。『東京バビロン』では北都を死なせてしまうことを巡って大川さんともこなさんが対立。もこなさんを含め作画の3人は感受性が強く読者モードになってしまい、またそれが絵にも現れてネタバレを起こしてしまう可能性があるので、大川さんはとある時点まで3人に原作を教えないと言っていました。作り手も引き込まれてしまうほど完成度が高いってことでしょうね。

 大切にしている本は、いがらしさんが佐藤さとるの本、猫井さんが『キャプテンフューチャー』、もこなさんは『釣りキチ三平』で大川さんは横溝正史の本。今までの話を聞いていてもこなさんが一番読者に近いような感じがします(笑)。キャラをきちんと4人で把握しておくように、キャラそれぞれの履歴書を作ってますって。さくらちゃんの履歴書が何か可愛かったです。(^^)



 『ぱにぽにだっしゅ!』のEDを初めて聴いたけど・・・酷いなぁー。(^^;