猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

ダンまち応援バナー

ガラスの仮面

 慣れていないTVドラマのお芝居をする北島マヤ。舞台のそれとは違って気分が乗って来た時にカットが入ってしまうのでかなりやりにくそう。そして、マヤはきらびやかな衣装を着たままで記者会見場に。そこにはボロボロな衣装の姫川亜弓の姿。同席する2人はとても対照的な格好、でも求めているものはどちらも同じ。ただ違うのはマヤの女優としての自信のなさから来る比較されるプレッシャー。その点亜弓はどっしりと構えて横綱の貫禄です。

 自分でプレッシャーをかけてしまい思うように演技する事ができなくなってしまうマヤに共演者の里美が「周りの目を気にせずに頑張れ!」と優しい言葉をかけてくれます。里美には取り巻きの親衛隊がいて防衛ラインに近づくマヤを警戒し厳しい視線を送ります。疲れて部屋のベッドにバタリと倒れこむマヤ、白パン見えたかも(オイ・笑)。最近桜小路と会うこともなくなり優しい言葉をかけてくれる男の子がいなくなった寂しさの反動で膨らんだ想いなのかもしれません。桜小路は一体どうしちゃったんでしょうねぇ。(^^; そんなマヤの写真を病院のベッドで見つめるはマヤの母、北島春でした。

 ボォーッと里美の演技を見ているマヤ、もはや使い物になりません(笑)。マヤの食べかけのパンを勝手に里美が食べ、「間接キス」なんて刺激的な言葉を使うからマヤ昇天(笑)。今までになかった恥じらいの気持ちが湧き起こり顔を赤らめて現場を飛び出してしまいます。意識しすぎ。(^^; その後里美親衛隊にも絡まれます。女の勘は鋭い。

 恋もしてないのに恋愛の演技をする2人の『紅天女』候補。天才女優の姫川亜弓でも恋をしたことがないのに少々驚き。恋は人から教えられるものではないけど、そういう感情を持ったことがなければそれは偽りの演技になってしまいます。

 羽佐間は芝居の中で一言しかセリフのない役者でしたが、そのセリフのためにひた向きに取り組む姿勢に興味を持つ亜弓。羽佐間は亜弓をかなり意識している様子。亜弓は自分の演技のために彼を利用するつもりです。一方のマヤはホントに入れ込んでしまったようですが(笑)。里美を意識する余りに演技を崩してしまうマヤ。

 その裏では業界の裏の顔を速水真澄が見せました。マヤの身上調査して母親の居場所を突き止め、母をマヤの売り込みに利用しようとしています。マスコミには母の情報を完全シャットアウト。マヤに真澄に対する殺意が生まれる事を承知の上で計画を実行です。真澄の秘書をしていた冴子はマヤのマネージャー役に立候補、即当確出ました。この方は私的感情も大分入っているような気もしますが。全然業界慣れしていないマヤの警護役としてサポートしつつ真澄の自分に対する好感度も上げようと一石二鳥を狙ってる感じ。

 マヤの精神的脆さ、ガラスの心は一つの恋によって表面化してしまいました。したたかに恋をしているように振舞っている亜弓とは大違いです。マヤは今後一年間のスケジュールが決まっていて学校にもほとんど行ける状況ではありません。なので恋なんてもってのほか。真澄が指示した通りマヤを売り込むために行方不明の母親探しを大々的にメディア展開。マヤをスターダムにのし上げる為に抜かりないです。

 思い切り注目を浴びるマヤに周囲の女優達から容赦ない虐めが起こります。光を浴びた者マヤの後ろにできる長い影の中にある有象無象。これを突き抜けてこそ真のスターなんでしょうけど、精神的に未熟なマヤにはまだまだの段階。かなり大人の顔つきになって来てはいるんだけどね。お芝居に使う食べ物にまで嫌がらせされてるよ、酷いね。(^^;