猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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ガラスの仮面

 アニメの中で劇を観るって何だか面白いよね。(^^) アルディス演じる北島マヤ小林沙苗さん、そしてオリゲルド演じる姫川亜弓矢島晶子さん、迫真の演技で緊張感漂う30分でした。

 春の暖かさのような優しい心を持つアルディスと人間不信により厳冬のような寒さを持つオリゲルド、2人の王女が舞台の上で静かに激しくぶつかり合います。『ふたりの王女』には残酷なシーンもあるんだけどその辺りは上手く回避。8年間牢獄で苦しんだオリゲルドとオリゲルドに捕えられ以降3年間牢獄に閉じ込められたアルディス、獄中では前者が恨みや妬みの心で満ちていたのに対し後者は看守とも仲良くなってしまうほど前向きに明るい気持ちでいます。

 もちろん亜弓もマヤも自分の性格を閉ざし別の人格の支配を受けて役になり切っているわけですが、亜弓にとっては初めての経験に対しマヤは毎度のことという大きな違いがありました。

 カーテンコール、マヤより亜弓の方に観客からの拍手が多く送られていました。そう、今回の劇は亜弓が主役でした。しかし、彼女の役を最高に引き立たせることが出来るのはマヤ以外にいないのです。ふと、『さよなら絶望先生』の日陰者の話を思い出してしまいました。あと『ベルサイユのばら』のEDも。(^^;

 マスコミは亜弓を誉めるけど速水真澄はマヤを賞賛。一年以内にしかるべき賞を取れなければ自動的に「紅天女」の役が亜弓に渡ってしまう、ギリギリの状況で亜弓に一歩でも追いつこうといっぱいいっぱいのマヤに真澄は自分が紫のバラの人だとぶっちゃけてしまうのか。マヤがでっかいパニックを起こすんじゃなかろうか。なぜこの微妙な時期に正体を明かそうとしているのかワケワカランよ、真澄君。(^^;