舞-乙HiME

　先週に続いて悲惨なシーンが・・・。（ＴＴ）　スラムの住人達は大公ナギの指示によって国から追放されてしまいます。こうやって他の国民に優越感を与え国の内部を引き締める作戦なのです。兵士達もアルタイに寝返り。人間関係の脆さを巧みに利用するワル知恵は天下一品ですね、良い死に方しないよ、ナギ助。（＾＾；

　元姫マシロは夜の闇に乗じて難民の中に紛れて国を脱出。彼女はアリカとニナの戦いに巻き込まれて吹っ飛び独りぼっちになってしまったようです。自分から一人になることはあったけどこんな風に独りになることは今までになかったことでしょう。何不自由のない日々の暮らしの中麻痺してしまった他人を思いやる心、今までマシロが国民の声を聞こうとしなかった結果、国民から総スカンを食った最悪の形になってしまったのです。自業自得と言えばそれまでですが、姫だったとは言えこどもに変わりはないんですよね。大した目付け役もなく帝王学も学ばずに育てば誰しもそうなってしまうのではないでしょうか。

　学園長（こちらも元が付くか）ナツキは五柱のナオと行動を共にしています。マシロほどでないにしてもナツキも甘えが染み付いている一人。独りになって自分の無力さに気づき、ナオに咎められて蛇の丸焼きを食べていました。ナオは五柱になったら即ため口かよ（笑）。ナオと馴染みの情報屋からは解放者として崇め奉られているナギが国内を掌握したこと、その影で大量の難民が発生した事を教えてくれました。そこに現れたのはミユ（CV.浅井清己さん）、力はミユの方が断然上でアリカの居場所を聞いて来ます。そんな事わかるはずもなく、確認だけしてミユは去ります。どうしてアリカを追っているのかその謎は続きます。特攻かけようとする激情タイプのハルカを石でゴッチ〜ンする能登麻美子さん、いやユキノみたいなのが一番怖いかもね。限度があるよね、石割れてたし（笑）。いつの間にかハルカもいなくなっていたりして。（＾＾；

　あららセルゲイは籠の鳥ですか。やっぱりニナが連れ帰ったのかな。わざと普段と同じように振舞うニナが更に怖さをパワーアップさせていたりして。（＾＾；　セルゲイも絶対そう思ってるはず。「ニナ・・・すまない」「あやまらないで！」・・・昼メロを見ているような（笑）。ニナが駆けて行く姿を見てほくそ笑んでいるナギ助、ニナをとことん利用するつもりだね、こいつは。霊廟の封印が解けないって、ある歌が必要なようで2番はニナの持分だけどあとの残りはアリカとマシロが持っているよう。以前歌っていた歌ですか。　

　マシロはかなり疲労している様子、ミミ（CV.清水愛さん）という名の少女から水を恵んでもらい、スープを運んでもらい結構な親切を受けます。だからこそ、そんな彼女の口から自分自身に対しての非難の言葉を聞くのはとても堪えたことでしょう。味の薄いスープはマシロの涙でしょっぱくなり、マシロの心もしょっぱさで一杯。あれ？　清水愛さんってミコト役じゃなかったけ？　ミコトのセリフがほとんどないのでミミ役を演じたのか、それとも何らかの関係があるのか。

　それにしても、怨み妬みを持つ者が集団になるとその醜さを曝け出しますね。これは何もアニメだけの話でない事は周知であると思います。不運にも難民達に見つかってしまったアオイ。上着を脱いで布を羽織る考えは姫の直属女官であったアオイにはなかったか、でもそれが彼女のプライドなのかもしれません。若い娘一人を寄って集って嬲り、マシロの居場所を聞き出そうとします。教えれば助けてやると言われてもあの状況からして今後辱めを受ける事はほぼ間違いないでしょう。

　元々崖から身を投じるつもりだったのでしょうが・・・突然マシロが目の前に声も出せずに膝をガクガクさせながら現れたのを見て驚いたのでしょうがほとんど顔には出さず、反ってマシロが無事であった事に安堵したように見えました。キッと顔を引き締めて知っていても絶対に言わないと言い残して崖から身を投じたアオイ、「必ず生き延びて下さい」と声なき声が聞こえて来ました。（ＴＴ）　闇に消えていったアオイの生死はわかりませんが、それは後々わかることでしょう。マシロはなおさらここが堪え時・・・なはずなのに自暴自棄ですか。（＾＾；　まぁショックを受けたのはわかるけど最後まで忠誠を貫き通したアオイの思いが台無しになってしまう野垂れ死、客死寸前になるのはどうかと。次回予告ではアリカに助けられるような感じだったけどね。アリカはどうしてミコトと一緒にいるのかこれも謎ですね。

　アオイが身を投じたところで、『ベルサイユのばら』で「結婚なんていや」ってシャルロットが宮殿から身を投じた場面（＆地面に落ちた時の効果音）を思い出してしまったのは私だけだろうね（ガッツポーズかよ・笑）。

舞-HIME Project フィギュアシリーズ 第一弾 アリカ・ユメミヤ (ノンスケール PVC塗装済み完成品)