猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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怪〜ayakashi〜

 『化猫』大詰め(最終話)、そして『怪〜ayakashi〜』も最終回です。巷では『化猫』の評判がすこぶる良いようですが、私は『化猫』も『四谷怪談』『天守物語』も良く出来ていたと思っています。『化猫』は映像的に派手だからそれだけ目立っているんですけどね。

 この作品って『水戸黄門』みたいに毎回違う場所に行って悪い奴を退治できそうだよね。渋谷有利原宿不利・・・何でもないです(笑)。退魔剣の柄の辺りに書いてある顔というか口がカチッと鳴るのが何かカッコいいです。(^^)

 うは〜黒猫のちっちゃいのが白無垢の上でモチモチポンポン出してゴロゴロしてるよ。ごちそうさま、もうお腹いっぱいです(本編見れ・笑)。雪の降りしきる中、馬に乗った坂井伊行(CV.大塚周夫さん)が他の家に嫁入りするはずだった珠生(たまお)を山賊のように馬に乗せて自分の家に連れ帰ってしまったんですね。彼女が声を上げなかったのは嫁ぐところもイヤだったのでしょう。それを良いことに拉致監禁、そして彼女にとっては屈辱的な陵辱や暴行も加えられていました。自分の都合の良い様に解釈して話す伊行許すまじ。(`д´)

 その後も同じような状況がずっと続き、伊行以外の者からも酷い仕打ちを受けていました。籠の鳥の珠生は近づいて来た黒猫を懐かせ自分の粗末な食事すらこの猫に与えていました。その横で伊行が他の女と懇ろになってる時もね。猫は珠生が求めた自由の象徴ではなかったのかと思います。若くして亡くなった珠生。その猫に自分の心が移って化け猫になったのか、珠生が酷い仕打ちを受けていたのを目の当たりにしていた黒猫が恨みを持ったのかはちょっとわかりませんでした。

 薬売りの男対化け猫、男は手から大量の血っぽいものが出ていたように見えましたが、あれは念気を形容したものだったのかな。さとがマシロ加世の首を絞めにかかったり、みんな気が触れてしまったようになってしまったり、しのの絶叫があったり、化け猫に次々に取り込まれてしまったりとなかなか凄まじい状況でした。

 化け猫は薬売りの男に過去にあったその真実を見せました。本来なら鬼畜な坂井伊行とその仲間達を先に葬りたいところですが、このままでは世のため人のためにならぬと化け猫を退治にかかりました。加世が涙していたのは彼女にも珠生の悲しい最期が見え歳の近い自分と重ねて見たからかもしれませんね。男の手から変なものがミョ〜ンと出た(笑)。「滅っ!」・・・化け猫は紙吹雪(金色)に変わりました。

 そんな世にも恐ろしい出来事があった後、加世と小田島は家の外に出て珠生を手厚く弔います。この行為が嬉しかったのか珠生と黒猫の亡霊が一緒に歩く姿が薬売りの男には見て取れました。

 『ノイタミナ』枠の前二作品とは旗色の違う恋愛色強めの怪談でしたが、より一般向けの作りになっており、結果的には成功だったのではと思います。次は樹なつみ原作のサバイバルSF『獣王星』、トール役に・・・え? 堂本光一ってアニメ誌に載っているのですが。(^^; 主題歌の作曲もしてるのね、へぇ〜。どうなるのか第1話を見てみましょうか。(^^)

怪 ~ayakashi~ 化猫 (初回限定生産) [DVD]

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