猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜

 結局ほとんど回収しないで逆にぶちまけて行ってしまったような最終回のように感じました。悩むとはずむは山に登りたくなるのか。「鯉って何ですか?」・・・魚です(違う)。二股かけておいて「恋って何ですか?」もあるまいに。好きで女の子になったわけではないけど、この子がこのストーリーにおいて女の子にならなければならなかった理由って何なのでしょうね。そこがかなり疑問です。女の子になったから周囲の状況がそれ程変わったってこともないしね。

 学校の菜園のトマトに水遣りしているとまりにわざわざやす菜と付き合うことを伝えに行くはずむ。幼なじみとは言えどうしてそんなにとまりは物分りが良いんだと悲しくなってしまいます。ここまで深い傷を負わせたのははずむです。そんな彼に土下座ぐらいさせても決して罰は当たりません。なのに2人してホース持って水をキャッキャと掛け合って・・・「恋って何ですか?」・・・いや本当に。(^^;

 水に濡れた身体を校舎の屋上で天日干しした後で街に出る2人ですが、あの後服取り替えたんでしょうか。神社ではずむがお願いするは「やす菜の全快」、自分をフッた奴が横にいて恋敵の名前を出されるって何か屈辱的。でもとまりははずむのそんな無神経な言葉も受け止めてしまうんですよね。

 はずむの最後のお願いってはずむからお願いするのも変な話なのですが、2人で遊びまくります。その間にやす菜は自宅を出てどこかに行ってしまう様な雰囲気。あゆきははずむの残された自転車を見つけて後を追って来たようでした。あゆきが男だったらとまりもグラッと来たかもしれないよね。良い所で駆けつけるとまりのナイトのようです。

 とまり切ないなぁー。かなり平凡なストーリーなのを巧みな演技で引き締めた田村ゆかりさんに感謝しないといけませんよ。こんな優柔不断なダメはずむを好きになったとまりに今後良いことがあるといいよね。でないとやってられない。

 駅に向かうやす菜にはずむが声を掛け「僕のそばにいて欲しい」とプロポーズっぽい言葉で自分の気持ちを伝えます。そして「大好きだよ」と言えばアラアラ不思議、今まで見えなかった周囲の人の顔が見えるではありませんか。人生バラ色とはこの事を言うのですね(棒読み)。あまりにもこの流れは変ですよ、こんな急展開ってアリですか。(^^; 愛についてグダグダ語る宇宙仁もジャン・プゥもやっぱり必要あったのかと思ってしまいました。

 あー終わるのかと思ったら、繋いでいたはずむの手を離すやす菜、そして以前のように川の中の石を渡って「とまりちゃん、あのね」ととまりに言うはずむの2つのシーン・・・これって振り出しに戻ることを示唆していますか? 何かDVDで続きを観てねみたいな感じになっていますが、私はごめんなさいです。この作品にはお金出せません。(^^;

 何だかんだ言いつつも最後まで観てしまいましたけど、ある意味色々と考えさせてくれたアニメでした。私はファンではないけど田村ゆかりさんの人を惹きつける実力はこの作品を通して良くわかりましたよ。2次元のキャラに命を吹き込むってこういう事なんですよね。(^^)

 新番組は『.hack//Roots』です。

かしまし公式ファンブック

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