ゼーガペイン

　キョウの心は複雑です。仮想現実なんだから何をやっても無駄ってな気持ちとそうであっても痛みや温もりを感じられる自分を奮い立たせようとする気持ちと。中学の時に習ったことがサービス問題としてテストに出されているのに忘れていたのでなくて記憶にない不思議さ。

　水泳部、待ちに待っていた入部者が現れました。前回入部を匂わせていたハヤセと、3人組のもう1人のウシオが入ると言ってキョウとふざけあっている横をスーッと通り入部届の紙に自分の名前を書き込んだのは水着姿のシズノでした。ハヤセとウシオは狂喜乱舞（笑）。シズノ曰く、「看板に偽りあり」はマズイと。（＾＾；

　キョウは名実共に立派なセレブラントとしてシマ達に受け入れられました。そしてまた戦闘に出撃しますが、その前にシマに1つ条件を提示。水泳部の廃部を延期してくれとの希望にシマは了承。彼にとってはかなり安く済んだ模様。これを聞いていたクリス（CV.家中宏さん）も条件を提示します。それがアーク（CV.久川綾さん）とのデートの時間を作ってもらうことでした。彼らとキョウはあちら側（学校の方）の世界でバッタリ出会います。

　う〜ん、何か切ない話になって来たよ。アークって肉体だけでなく記憶に障害を起こしてしまったのね。いや、障害と言うよりは欠落の言葉の方が合ってるかも。クリスを忘れるまでには至らなかったけど、アークはもうすぐ死ぬと自分で言ってました。死ぬっていうのは体の入れ物ではなく記憶のことかもしれません。クリスはキョウの要望に応じてぶっちゃけます。エンタングルの度に少しずつ記憶が欠落するエラーが出るようで、その欠落したデータは修復不可であることもキョウは知るのでした。

　記憶を失う事は自分が自分でなくなること。自分が舞浜サーバーのデジタルデータの1つであったとしてもそのデータは不死身ではない、いつ消失してしまうかわからない不安まで抱えることになったキョウ。デジャビューを感じるのはキョウが一度生まれ変わっていたから。それってアーク以上に酷い被害を受けたってことだよね。シズノは以前のキョウが辛いことを全部自分で抱えて戦い自滅したと教えてくれましたが、キョウの過去にどんなことがあったのか、リョーコやシズノとの関係はどんなだったのかまだわかりません。今のリョーコはキョウのことが好きでキョウが好きと言ってくれることを待ってるみたいだけど、今回キョウが彼女に言ってしまったことは最悪で頬にビンタをお見舞いさせても仕方がないでしょうね。（＾＾；　キョウは今後もエンタングルを続けるでしょうから記憶の欠落との絡みでどうなってしまうのか。また色んな？？？ができてしまいましたよ。（＾＾；　

ゼーガペイン XOR - Xbox360