猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

ダンまち応援バナー

シムーン(SIMOUN)

 ウルルルル〜。(TT) 今回はなかなか書き始められませんでしたよ。夜中に観ていてアーエルが変わり果てたマミーナを観て気もおかしくなりかねない声を出していた時には私まで同じようになりそうでした。それぐらい新野美知さんの嗚咽が上手かった。思わず引き込まれてしまいました。

 ロードレアモンとマミーナのアイキャッチがとても微笑ましかった・・・。礁国空中母艦偵察のために出撃する前に食堂に集合しているアーエルとユンを除くシヴュラ達。マミーナ以外は既に部屋にはいません。そこにロードレが戻って来て一緒に行く事に。でもマミーナの髪が緩んでいるのを見たロードレは彼女の髪を直してあげます。その時にマミーナはモリナスは優秀なアウリーガだから大丈夫、でも何かあった時は私が助けてあげるって言ったのですが、そこでえもいわれぬ不安が増大します。そして作戦会議で言い合いになっているところに愛用(笑)のフライパンとおたまを持ってカーンと叩き、「同じ鍋の飯を食べた仲じゃないの」と言って場の雰囲気を和らげるのを見てモリナスはマミーナが変わったと評します。そのセリフでネズミのスープを思い出したロードレは「ダメ、マミーナ」って(笑)。そして出撃後も今回パルとなったネヴィリルから変わったと言われます。話を聞かれないようにしていたのでフロエは「感じ悪〜い」ってブー垂れてましたけどね(笑)。

 ネヴィリルのパルとなるためにコール・テンペストの一員となり最初は尖った言動が際立っていましたがロードレや仲間と交流を深める度に心のメッキが剥がれ落ち、本当のマミーナの良さが現れました。仲間だけでなく食堂のおばちゃん達とも仲が良く、恐らくは働き者の巫女さんとして愛されていたんだと思います。

 そんな彼女達の前に現れたのは2機の古代シムーン、もちろん敵機。敵の母艦を発見したまでは良かったのですが、この2機に攻撃を仕掛けられ劣勢に立たされそうな状況になるのを感じたためフロエ・アルティ機に離脱をネヴィリルが指示します。ネヴィリルに大きな危機が訪れている頃、彼女を守るべきはずのパライエッタは別の空域でボーッと呆けていました。パルのカイムの話も右から左へ。彼女の前に古代シムーンが出現していたら間違いなく撃ち落されてしたでしょうね。何にしても負の影響を仲間に与えているパラ様、もう少し機転を利かせていれば事態はもしかしたら変わっていたかもしれません。彼女の心が死んでいて自分の持ち味が全然出し切れていないのがとても残念、復調を期待するだけです。

 緊迫した状況であるのにも関わらず色んなことを考えて呆けているパラのところにアーエル・ユン機がとうとう追い付いてしまいました。そしてネヴィリル達の危険を察知して救出に向かいます。仲間を逃がした後に敵の攻撃を受けて被弾したネヴィリル・マミーナ機は敵艦上に不時着を余儀なくされます。ネヴィリルはその衝撃で頭部に怪我を負い顔に血が流れています。しかしここで撃たれてジエンドではありませんでした。彼女らの周囲を取り囲んだ4人の嶺国の巫女は危害を加えるどころかシムーン球にマミーナのパル代わりになって口付けしシムーンを浮遊させてくれて2人を助けてくれようとしました。敵側にはいるけど同じ巫女として宮国のシヴュラ達を尊敬する彼女達、戦闘訓練もシヴュラ以上に受けている事でしょうが本心は戦争などしたくないし、ましてやシヴュラを傷つける事などあってはならないことと思っていることでしょう。

 4人の巫女さん達の後ろからは数多くの敵兵が迫りつつあります。一度はマミーナもシムーンに乗って今回は杞憂に終わったかと思ったのですが・・・彼女の正義感がそれを許しませんでした。宮国の上層部には差別的な待遇をされたのに敵側の巫女にはネヴィリルと同じシヴュラとして尊敬されていたマミーナ。何が正しくて何が間違いなのか、何が正義で何が悪なのか。ただ今やるべきことは宮国最高のシヴュラ・アウレアを助けること、そして自分の正義を貫くこと。以前のマミーナなら迷うことなくネヴィリルと共にこの場を逃がれたと思う。しかし、今は「ネヴィリルの」ではなく「宮国の」でもなくマミーナ自身としての誇りを胸に、自分の三つ編みにした髪をバッサリ切り落として遺髪代わりにシムーンの中に置いて降りました。ネヴィリルは仲間が絶対に助けてくれるはず・・・マミーナは自分達の命を賭けて助けようとしてくれた巫女達の思いに報いるために自らの身体を撃たせました。マミーナを撃たなければ巫女達が焦国の兵士に撃たれて殺されていました。巫女達もここでマミーナを撃たなければ彼女がどんな辱めを受けるかわからない、それならばいっそのこと私たちの手で・・・こんな世の中でなければマミーナの性格ならこの子達とも良い友人関係になれたことでしょう。「あなた達の国の言葉、アーエル」「アーエル!」・・・その直後に銃声が響きました。巫女達は泣きながら、目を見開きながらマミーナの最期を見届けたのでした。(;;)

 アーエル・ユン機、一足遅かった。敵艦上にマミーナが倒れていることを確認して今まで見せたことのない物凄い形相になるアーエル、機銃掃射して敵兵達を追っ払ってマミーナの元に降り立ち、ワウフ艦長率いるメッシスも到着しましたが事の終わった後でした。アーエルの言葉にならないほどの慟哭と怒り、泣きながらも自分がしっかりしなくてはとアーエルを引っ張って行こうとするユン、そして本当の親友になれたマミーナを失ったロードレの底の見えないほどの悲しみ、色んな激情が交錯してもうグチャグチャ。メッシスにマミーナを収容しましたがこの後生き返るってことは無いんでしょうね。葬儀はどうするのでしょう、名も無き戦士の墓に入れるようなことしたら許さんぞ。

 今回ヴューラ(以前アイキャッチで先出ししてしまったキャラ。CV.早坂愛さん)が登場しましたが、彼女がマミーナの代わりに入って最終回まで頑張るのかな。次回予告では「シヴュラマミーナ死す」と言い切ってましたよ、ダメ押しでツライねぇ。(;;) また巫女にして少将とも言っていたように聞こえたけど気のせい? 殉死での階級特進がこの世界でもあるのかと思ったりしました。この後本当にどうなってしまうんでしょう。私が以前お気に入りキャラとして書いた4人のうちドミ姉、リモネ、マミーナがいなくなってしまって、ネヴィリルも今回負傷・・・呪われてるのか?(^^; マミーナの遺髪はロードレが作った人形の中に入れるんじゃないかとヒヤヒヤって言うかそれこそ怖いよ。(><)

Simoun (シムーン) 1 [DVD]

Simoun (シムーン) 1 [DVD]