給食費問題の記事を見て
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070125ig90.htm
給食費未納の児童・生徒がいる学校は2005年度、全体の44%にも上っていた。未納の子どもの数は9万9000人で、ほぼ100人に1人の割合で保護者が給食費を払っていなかった。未納総額は22億3000万円だった。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20070125wm02.htm
学校給食費の滞納問題で、文部科学省は24日、2005年度分の調査結果を公表し、県内の国公立・私立小中学校では、計263校で約3586万円の滞納があった。昨年11月の読売新聞の調査で「滞納なし」と答えていた佐野市や芳賀町でも滞納があった。
そりゃあ誰しも出費は抑えたいけどさ、抑えどころを完全に間違えてるよね。これって給食費だけど、言い方を代えれば「こどもの昼食費」でしょ。これを払わないというのであれば食べ盛り伸び盛りのこどもがお昼ご飯を食べられないってことになります。でも、実際には未払いの子だけ外すことなんてできるわけがありません。それこそイジメに繋がりますからね。ごく一部と言いたいんだけど・・・人の情けをアダで返すような親がどうしてこんなに多いのでしょう。自分がこどもの時に自分の親は給食費を払っていなかったのかと聞いてみたいです。(^^;
1/25付けの地元紙にも大きく取り上げられていたけど県内の小中学校での給食費の支払いは約9割が口座引き落とし&振り込みで残りが手渡しだそうです。私がこどもの頃は給食費袋を持たされて帰って、その中に親がお金を入れてこどもが学校に持って行って受領印を袋に押してもらっていたけど、時代は変わってほとんどがこどもの見えないところでやりとりしているわけです。この辺りが結構重要な気がします。現在これだけ問題になっているのでこどもの耳にも給食費未払いの情報が入っているかもしれませんが、ニュースにならなかったらこども達の知るところではなかったでしょう。今でもこどもを介して給食費袋でやりとりしていたら、未払いの親はこどもに対して給食費を支払わないというきちんとした理由説明を出来るのでしょうか。給料袋がほとんど姿を消してから親に対する感謝の気持ちが薄れたように、今回の件でもそれに近いものがあるような気がします。親の背中を見て子は育つと言いますがこれでは見ない方がマシです。
給食費を払っていないことに対しての親の色んな言い訳が新聞に書かれていますがすべて一蹴してまず給食費を回収して欲しいです。それこそあってはならない不平等が生まれ給食自体にも不都合な事が生じます。弁当にしたらという意見もあるようですが私は反対。給食費を払わない親がこどもの弁当をマメに作るとはとても思えないです。こういう問題に公の機関は強い権限を行使して欲しいところです。教育基本法の「普通教育を受けさせる義務を負う」の横っちょに「給食費支払いの義務も負う」も書き加えたいぐらい。(^^; 「給食費の平均額は小学生で月約3900円、中学生約4500円」と地元紙に書かれていましたが、食べ盛りのこどもに対してこの金額は個人的には決して高くないと思うんだけどねぇ。土日休みを除いた日数で月の給食費を割ってみてよ。(^^;
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