他の地域ってどうなんだろ？

　地元紙に頻繁に載る架空請求詐欺被害の記事。今日も一千万以上の大金を百数十回以上も振り込み続けてやっと詐欺被害に気がついた女性の記事が載っていました。お気の毒ではありますがその一方でテレビや新聞、雑誌等を見てたのかなぁーと思ってしまいます。詐欺の手口は斬新なものではなく、ハガキで「民事訴訟裁判」を通達するというオーソドックスなものでした。被害女性はこのハガキに書いてある電話番号に電話してしまったから相手の思う壺、上手く丸め込まれて訴訟を取り下げたければお金を振り込めと言われ、二十数日間の間に次から次へと新しい口座を指定されて言われるまま振り込んでしまったようです。

　今回の件は被害額がかなり大きかったのですが、数十万のものなら地元紙に頻繁に載っています。おそらくウチの県は詐欺グループのカモにされてるんじゃないかと思うんですよね。良くも悪くも信じ込みやすいのでしょう。もちろん詐欺をやる輩が悪いのは当然のことなのですが、詐欺被害に遭った方のお金がグループの活動資金も一部にもなってしまうと思うとやるせないですよ。こういった詐欺被害についてはもう長い間報道されているのですから、もしハガキや電話が来て不安なら1人で背負い込まずに最寄りの警察や国民生活センター、消費生活センターなどに相談されるのが良いです。どちらに相談しても要求を「無視して下さい」と言われるでしょうし、それでも再度脅しが来るようなら連絡下さいと言われると思います。

　この記事の横には「還付金詐欺」で数百万被害に遭った女性の記事が。これから年の暮れにかけてこういった詐欺が増えるかもしれませんのでくれぐれもお気をつけ下さい……。

イマイと申します。―架空請求に挑む、執念の報道記録

架空請求 その時どうする?