救命救急羊頭狗肉
大阪府東大阪市で2日夜に交通事故に遭った男性が、救命救急センターから相次いで受け入れを断られ、事故から約1時間後に救命救急センターに収容された後に死亡した問題で、同府大東市消防本部は4日、搬送を要請した五つのセンター・病院に受け入れられなかった理由を明らかにした。それによると、5施設に電話で計6回連絡し、「処置中」「ベッド満床」「電話がつながらず」が2件ずつだった。朝日新聞の取材では、電話がつながらなかった2センターはいずれも、救急患者の処置中で電話に出られなかったという。
立て続けにこういう事例が起こって助かる命が助からなくなっているじゃない。素人考えだけど、もう救急隊の方に強制搬送の権限を法整備して持たせるのが良いんじゃなかろうか。救急患者処置中で手一杯のところはともかく、ベッド満床は拒否の理由としてどうなの? 大事故や自然災害で負傷者が多数出た時にもその理由を通せるの? ましてや電話がつながらないっていうのは以前某国務大臣が某事務次官の件で言ったことと問題が似ているような気がします。危機管理以前の問題、救命救急の看板が泣いてるんじゃないのかな。
ドクターカー緊急出動―救急医療の最前線で活躍する医師と救急救命士
- 作者: 箕輪良行
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