猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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彩雲国物語 第1シリーズ<NHK> 第35話

 緑川光さんの演技も上手いし子安武人さんの演技は思わず唸ってしまうほど上手い。危うく涙来そうになりました。(^^) 秀麗(CV.桑島法子さん)と影月(CV.浪川大輔さん)が州牧就任早々、不正が明るみになった茶家の多くの男達をしょっ引いたのが前回のお話。

 今回は静蘭と朔洵の毒杯勝負。2人も命が懸かっているのにポーカーフェイスで平然と杯を飲み干して行きます。かなり強いアルコールのようで静蘭がノドが焼けるというほどでした。どちらも秀麗のことをこよなく愛していると思うんだけどその思いの表し方は正反対。静蘭は秀麗をお守りするという立場で自分の思いを抑えていますが、朔洵は欲を隠さず秀麗を押し倒したり二胡を弾いてくれ〜甘露茶を淹れてくれ〜とせがんだりして思いの丈を伝えています。

 結構静蘭は大人気なくて、以前秀麗が好きな男の人の順位で1番が父で2番に静蘭を挙げたことを「いいだろいいだろ〜」みたいに朔洵にひけらかしています(笑)。秀麗の前では大人ぶってるけどこんな一面もあるのです。(^^; 彼の発言に対して朔洵は3番目でも良いから自分の名を挙げて欲しいと本音を打ち明けていましたね。

 結局杯のすべてに毒が入れられており静蘭はそれを見越して中和剤を飲んでいました。朔洵は以前より色んな毒薬を試していて耐性が付いているようなことを話していました。しかしアルコールの強さまでは何ともしがたくて静蘭は先に剣を抜いておきながらフラフラになってしまいました。

 この時を待っていたかのように朔洵は静蘭を殺さずに自分1人が外に出て行ってしまいます。月の見えない新月の夜、秀麗は蕾を返してもらうために朔洵のところに向かいますが、その途中で二胡の音色を聴き駆け出しました。秀麗は敵以上の思いを抱いているように思えます。劉輝に顔立ちが似ていることも有りますが、彼にはない女性を喜ばせる術を朔洵は身に着けていますよね。(^^; そして首元から血を流している朔洵を発見。

 彼は一つの賭けをしていて甘露茶を秀麗からもらえたら勝ちのように考えていたようです。その甘露茶の中には中和剤が、そして甘露茶を淹れるのを拒否して秀麗が毎度淹れていた白湯には毒が仕込まれていました。つまり、秀麗は知らず知らずの内に朔洵をじわじわと苦しめていたことになります。これも愛する形の一つとはいえかなり歪んでるよね。(^^;

 自分を殺してもらうことで自分のことを一生胸に刻んでもらおうとする朔洵は純粋なのかもしれません。はた迷惑ではありますが。ショックを受け影月を呼びに行こうとする秀麗を腕を取った上で朔洵が彼女の髪のリボンを取るシーンはなかなかにエ□ティックです。そして髪に触る朔洵、本当に嫌な人間だったら髪を触らせないと思うのよ、秀麗。(^^; そして血塗れのキス。うわぁー、エ□すぎますよ。女性向けのエ□だよね、これは。

 秀麗はどんな思いだったのか、朔洵を引っ叩いて影月を呼びにその場を離れました。溢れ出して止まらない秀麗への思いは朔洵にしかり国王劉輝(CV.関智一さん)にしかり。劉輝は楸瑛(CV.森川智之さん)に優しい言葉をかけられて頬が赤く染まったぞ(笑)。一方、秀麗は唇に血の付いた顔で影月に助けを求めますが、その頃朔洵は樹の下で秀麗の名を一度口にして手には蕾を持ったまま息絶えたように見えました……が、薬について詳しい彼のことなので本当はどうなのか、次回をお楽しみにですね。

ラジオCD彩雲国物語~双剣の舞~第三巻

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