猫の目ギラギラリン

アニメソング(アニソン)、アニカラが大好物で漫画・アニメも好物という死んでも治らないと思われるヲタ属性。他に社会で起こってることや民俗っぽいことや懐かしいことや動物・自然などにも興味を持つには持っているビミョーな匙加減なり。

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源氏物語千年紀 Genji 第11話<最終話>

 愛したことを後悔しても愛することを止められない。これは源氏の罪なのか。彼は周囲の者を守るため自ら流刑地の須磨に向かうことに。いつ帰るともわからない源氏(CV.櫻井孝宏さん)のために化粧をし紅を引くと言う紫の君(CV.遠藤綾さん)は健やかに成長しいつの間にか魅力ある女性へと変わりました。健気な紫の君にキュン死に、もとい胸時めいたのは源氏。即決、紫の君はオレの嫁発言。

 別れの朝がやって来るまで同衾し色々とお楽しみの2人(やらしい言い方だな・笑)。未練もあったろうけどここはまず須磨行き優先です。陵墓では亡き父・桐壺帝(CV.堀内賢雄さん)の亡霊がこにゃにゃちは。亡霊は源氏と藤壺(CV.玉川紗己子さん)の事情を知った上で源氏自身を許せと言ってくれたのですが、今でも彼の中には罪悪感や後悔が残っており自分を許すことができず涙に咽びます。また彼を狙う右大臣一派にも気をつけねば。頭の中将(CV.杉田智和さん)はいつまでも源氏の親友なり。(^^)

 女の情念は尼になっても消えることなく。藤壺はあの世で出会ったら一緒になる方と源氏のことをまだ思っているような言い方をしていました。尼になったのは彼の存在を自分の心から消すためではなかったのかい?(^^; 「罪は罪、されど愛は……」でまた振り出しにもどるような感じが(笑)。

 短い話数ながらも上手く纏めたと思います。絵も毎回美麗だったし女性陣の艶かしいお声もなかなかなものでした。不満があるとするなら源氏と紫の君の今後が見られないことかな。出崎統さん、金春智子さん、杉野昭夫などのベテラン勢が制作の中枢を担っていたので安心して見られました。はじめはどうなることかと心配でしたが(笑)。

恋