スピードグラファー

　最初はかなり衝撃的な内容で始まったなぁーと思ったのですが、どんどん尻すぼみになって最後はどこにでもあるような平凡な終わり方になってしまったなぁーと。エログロナンセンス路線を最後まで貫き通せば良かったのに。今回は30分×2本でした。

　バイオウェポンの生き残り・モルモット、水天宮は神楽を連れ立って命を絶とうとしていました。アメリカと日本の共同開発とか言ってましたね。閣僚やトップ閣僚もビル内に閉じ込めて莫大な額の日本札と一緒に焼き払おうとしています。アメリカの謀略とクーデター、神谷総理は水天宮に殺され無政府状態になり首都機能は悉くマヒ。港区には避難命令が出て都民はパニック状態。その命令を出した有事危機管理委員会は日本のものではありませんでした。

　神楽の病気はホルモンの変化により消滅する可能性が大きいと言ってましたけど、脳の腫瘍はそんなんで消えてなくなるの?　猶予もさほど残ってないしイマイチ不安を感じるんだけど。きちんと生理は来ると思いますが。（＾＾；

　辻堂・真壁は水天宮を守るのに必死、雑賀と銀座を攻撃。銀座は自分が盾となりその隙に雑賀を水天宮の元へ。水天宮の心の中は日本に対する復讐心で充満しています。自分の存在さえ許さない水天宮、自分の運命を受け入れた神楽、そして水天宮と神楽を助けたい雑賀の3人の気持ち。妹ユイの命を自分の手で奪った水天宮は神楽を恋人としてではなく妹との代用として見ていました。そして妹を殺した事を今では後悔しています。

　銀座は真壁を倒し辻堂と一対一に。辻堂もユーフォリアで狼のような姿に体を変化させて襲い掛かりますが自分の命の終わることをわかっていたかのように銃で撃たれ絶命します。辻堂って普通に暮らしてれば結構良い奴だったんだろうけどな、悲しいね。

　自分の存在に自信を失った神楽を彼女の恋敵である銀座に預けて雑賀は水天宮と最後の決闘。銀座は彼女としての最大限のプライドを神楽を助ける事に注ぎ込み、生きる事を拒否しようとする神楽を殴ってでも連れて逃げます。雑賀は目から血を流しながら写殺能力をフル稼働しますが赤い羽根を持つ水天宮に力負け。死も覚悟の上でしたが水天宮は雑賀を助け上げ比較的安全な別のビルの屋上に置き去り、莫大な札束と秘密倶楽部の会員がいる天王洲ビルに飛び込みます。すべてが焼け灰に変わり、ビルから舞った多くの紙幣が一般市民の頭上に降り注ぎます。

　日本は数百兆もの金を一瞬にして失い国家は破産、六本木クライシスと言う名の金融恐慌に陥る事になります。5年後ぐらいの話か、両国と銀座は何とできてしまったんですねぇー、この組み合わせはちょっとビックリっていうか女は強いね（笑）。海外の戦場で2人で野戦病院を切り盛りしているようでした。銀座のナース姿にもまたビックリ。（＾＾；　雑賀は視力を失ってますが写真は撮っているようです。神楽も両国のところで治療を受けていたのか日本に戻って来たようです。そして愛しの雑賀の胸に飛び込んでジ・エンドです。（＾＾）　

　後番組は『SoltyRei』だそうです。（＾＾）

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