紅白で全部歌っちゃえば?

参考：日刊スポーツ2005年10月7日（金）文化・芸能面

　へぇー、こんなアンケートやってたのですねぇー。第56回紅白歌合戦で歌って欲しい歌を視聴者に投票してもらう『スキウタ〜紅白みんなでアンケート』の中間発表（8/1〜9月末分）がありました。紅白各獲得票上位30曲ずつを発表したわけなのですが、視聴者に任せるとこんな風になっちゃうという良い例をNHKが身をもって示してくれました。特にインターネット投票っていうのはかなり曲者だよね。投票者約18万件のうちパソコン・携帯電話からの投票が12万件弱で投票用紙が5万超ですからどれだけ前者が多いかってことがわかります。（＾＾；

　新聞に円グラフが載っているのですが、30歳代までの投票者が全体の56.8%を占め過日の衆院選の自民党のように過半数を獲得、男女比は男性：34.9%に対して女性が：65.1%と約2/3を占めておりとてもアンバランスです。これだと若者寄り、そして女性好みの歌が自動的に選ばれてしまいそうです。

　紅白の上位30曲を見てみました。歌手にもかなりの偏りが見られます。白組ではSMAP、森進一が各3曲、橋幸夫、氷川きよし、ゆず、Kinki Kids、ORANGE RANGE。これだけで白組過半数（笑）。森さんと橋さんの票は明らかに胡散臭い。森さんは同情票も集まっているのかもしれませんが、橋さんの歌が6位（潮来笠）と10位（霧氷）っていうのはなぁー。それに紅組でも吉永小百合とのデュエット曲も3位に入っています。明らかに・・・だよね。（＾＾；　こんなんなら今年ヒットした『盆ダンス』にしたらいいじゃんって思うんだけど・・・どうして?イヤなの?（＾＾；　

盆ダンス

　
　
　紅組は川中美幸、DREAMS COME TRUE、中森明菜、浜崎あゆみが各2曲ずつ。白組と比べたらまだ散らばっている方か。20位にZONEの曲が入ってるけど解散したグループに票を入れてしまうのはどうなのよ?（＾＾；　一夜限りの熱唱を期待してるのかな。

　NHKは紅白で一体何をしたいのか、こんな事をやりたいという制作サイドの意気込みがこのアンケートからは全然感じられないんだけど、こんな迷走っぷりでいいの?　一つ疑問に思ったのは紅白全60曲の中に今年（2005年）のものが一曲も入ってません。今年は昨年（2004年）までの歌で勝負するの?　今までの紅白ってその年の歌は歌えませんでしたっけ?　日刊スポーツには「最近の歌ばかり」って皮肉っぽく書いてあるけど、昨年の曲でさえ白組が6曲、紅組が4曲ですよ、1/6。

　
　まさか完全にこの形でやるような暴走行為はNHKでは考えられないけど、今回のアンケートから何を得たいのか全然見えないんだわ。ランキングに入っていない曲を入れればまた別の問題が発生するよ、きっと。（＾＾；　去年書いたような気がしますが、若い方の部とお年を召した方の部の2部構成にしたら良いかと思います。40，50も視聴率獲らなくてもいいじゃない。見てくれている視聴者が満足すれば。2昔前と違って大晦日は核家族にすらなっていない家庭が多いんだもの、仕方ないよ。時代が変われば家族の形態も変わります、決して良い傾向ではないんだけどね。（＾＾；

　全然違う話だけど、紅白上位30曲を歌う歌手・グループでアニメソングを歌ったことのある方を挙げてみると白組はORANGE RANGE、SMAP、T.M.Revolution、TOKIO、ポルノグラフィティ、ゆず、ラルク・アン・シエル・・・と結構多いんですよ。あ、錦野旦は『ピポピポ旅行』（走れ!ケー100）を歌ってくれるとかなり嬉しいかも。（＾＾）　紅組は安室奈美恵、大塚愛、倉木麻衣、ZARD、（ZONE）、中島美嘉、夏川りみ、浜崎あゆみ、一青窈、モーニング娘。、渡辺美里・・・って凄いね（笑）。こーいうことを脳内で考えているとまた昨年のクリスマスイブ（http://d.hatena.ne.jp/karinto/20041224）のように暴走しかねないので止めておきます（笑）。

　まぁ、何にしても紅白の出場歌手と歌が恙無く決まると良いね。（＾＾）