天保異聞 妖奇士

　ん？何だか怪談っぽいお話ですね。ろくろ首になった住職を退治したりして上様の行脚の邪魔になるであろう妖夷を殺す仕事を順調にこなす竜導と小笠原です。でも竜導は大して悪さもしないものまで殺すのはやり過ぎじゃないかと不満も漏らしています。

　小笠原の旧友加納政之進は恩師の仇を取るために竜導達と同じように日光街道を行く本庄茂平次を追いかけています。小笠原としては何とかして止めたいところですが、ダメだった場合は加納を斬り捨てるつもりでしょうか。

　呪いの石、「せっしょうせき」（殺生石！？）って言ってましたよね。殺生石だったら地元に伝わる「九尾の狐」のお話（http://www.nas.ne.jp/nasdb/kitune/index.shtml）と合うかもしれません。狐が出るかどうか・・・ってこの前豊川が出たよね（笑）。由美かおるのように松江ソテ（CV.津田匠子さん）は温泉に入り何やら妖夷の卵を孵化させていました。アレを部下に配置してるんでしょね。でも彼女って最後に妖夷側に寝返ったりしないよね？（＾＾；

　宰蔵に恋文を送りつけたアトル（笑）。宰蔵のお顔が真っ赤になったり膨れたりと大忙しです。まだこちらの文字が書けない様で先輩格の姉さまに代筆してもらったんだけど相手が想い人と勘違いしたようです。雪輪（雲七）が竜導達が日光に行ったことを知って悪い気が集まってるから危険と言い、それを聞いた2人は旅支度して出発です。何だかんだ言って2人とも竜導が気になるんだよね。こんなツルツルにしてって宰蔵の頭を触ったアトルひど過ぎ、容赦ない（笑）。女2人の珍道中の始まり始まり〜（違っ・笑）。（『アニメージュ』に載っていた元閥とアビの姿を観て）・・・お前らガッカリだよ（笑）。

　「せっしょうせき」の欠片には妖夷が激しく反応するようです。それを仮面の集団「西の者」が狙っていますが彼らは一体何なのでしょう。その欠片を奪って行きましたが、それを使って妖夷を操り上様を亡き者にしようとでもしているのでしょうか。

　小笠原と蛮社の獄の関係についても触れられました。それが鳥居になかなか頭が上がらない理由にも繋がるんですね。竜導に裏事情を話したのは老中の土井でした。こんなところに何で老中がいるんだろ？　大うなぎを竜導が倒したら川の中に大きなお肉がゴロゴロ。それに食いつくのはソエの育てていた部下の妖夷達、妖夷が妖夷を喰らうは共食いか。この味を知ってしまったらこの妖夷達はどうなるのでしょうね。

天保異聞 妖奇士 一 (完全限定生産) [DVD]