生還した人と生還できなかった人と

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702120402.html

　宮崎県の日向市漁協所属のマグロはえ縄漁船幸吉丸（九・一トン）が転覆し、取材のテレビカメラマンを含む三人が行方不明となった事故で、第十管区海上保安本部（鹿児島）のヘリコプターが十二日午前十時二十分ごろ、宮崎県・都井岬の東南東約百八十五キロの太平洋で救命ボートに乗り漂流する三人を発見した。九日午前に白い大型船に当て逃げされたといい、三人は事故から三日ぶりに巡視船に救助された。

　無事の一報が入っての仲間達の喜びようをニュースで観てもらい泣き。（；；）　船長が折りたたみ式のテント型救命ボートを万一を考えて備え付けていたのが今回の生還に繋がったようです。備えあれば憂いなしを結果として表わした形になりました。今年は暖冬とは言え救命胴衣のまま海に投げ出されたら寒さで体力が失われダメだったかもしれませんね。後は当て逃げ容疑のかかっている大型船をきちんと特定して欲しいです。

　嬉しいニュースの一方で、板橋で線路に入った女性を助けようとして列車にはねられ重体だった警察官は命を絶たれました。こちらは自分の力ではどうにもならなかったんですよね。女性を助けることが精一杯で。人間としてまた警察官としての最大限の正義感と勇気を振り絞って自分の命を盾にして女性を助けたのですよね。でも自分の身はどうにもならなかった・・・。この辺りは私が若い頃に数年過ごした思い出の地で、拾得物を何度か交番に届けた事もありました。ニュースで駅や交番付近の映像を見るたび悲しみが深まります。故人の魂が安らかに眠れることを願うばかりです。