限界集落と移動販売車
昨日の地元紙にとある限界集落にやって来る移動販売の業者の記事がありました。限界集落についてはwikipediaの「限界集落」の項をご参照下さい。今後新聞等で良く出て来る言葉になると思うので。
記事に書かれている限界集落は既に10年ほど前に小売店も途絶え、お年寄りの「物」の支えは生協の宅配と業者の車での移動販売です。魚屋さんや金物屋さんなど県内外の複数の業者がこの地域を巡回して商品を販売しているそうです。若い方なら時間のかかるところへも車で行って買い溜めすることもできますが、お年寄りの極端に多い(というより若い方が極端に少ないと言ったほうが良いかも)ところでは若い方の協力を得ることもなかなか難しい状況。さらに冬の寒さと雪の影響が状況の厳しさに拍車をかけます。
食品を載せた移動販売車の写真があるのですが、貝に刺身に練り物にパンに野菜に缶詰などなるべく多くの物を細々と積んで来た業者の気の配りようが見て取れます。お年寄り達との会話を楽しみながらこの地域の使命感を持って販売している業者さんはどこのスーパーよりも頼りにされ支持されているように思います。
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