人間に尽くして尽くして尽くし続けた上に

http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050313/news_10.html
　3/14の最終開催を持って廃止される県営宇都宮競馬。そこで働いていた人間は移籍ないしどこか別の仕事先を探すことになるけど命までとられることはありません。でも、競走馬は違います。一部の優秀な馬以外は殺処分が待っています。

　まだ四割の競走馬の引受先が決まってないようで、このままいけば、昨年末に廃止となった高崎競馬（群馬県）での競走馬400頭が殺処分と同じ道を辿ることになります。こどもには命の大切さなんかクドクド諭している大人が、こんなに他の生き物の命を軽々しく扱って良いのなのか？

　「県が移籍先をあっせんすることはない。馬の処遇は馬主の判断に委ねられている」と書いてあるけど、赤字を出し続けて競馬場をやめるって言い出した県が移籍先すら提案・斡旋しないってどういうことですか？人間は再就職に苦労しても死なないけど、競走馬は生きるか死ぬか二者択一。これは他地域の同じような状況を抱える競馬場でも今後起こりうることです。